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価格 : 4,532 円
本作はジャン・ピエール・メルビルがパリを舞台に書きおろした「AFP発」という脚本(フランス大統領が愛人宅で心臓麻痺により死亡するという話)を舞台をニューヨークに移して撮った作品。物語としての完成度は後の彼の作品と比較すると物足りないかもしれないが、作品を観て驚くのはあらゆる点でヌーベルバーグの作品や後のフィルム・ノワール的な作品に影響を与えていることがわかるところだ。 ジャン・ピエール・メルビルが撮影する夜のニューヨークの風景はゴダールの「勝手にしやがれ」のパリの夜景に完全に踏襲されているし(観ていると2つが完全にかぶる)、ストーリー展開の細かな設定はウォルター・ヒルの「48時間」を思い起こさせる(相棒のピエール・グラッセは「48時間」のニック・ノルティ同様アル中で、ウイスキーの小ビンを持ち歩くし、初めて立寄るのがレズビアンだったりするところなど多数ある)。 全編光と影のコントラストでつむがれた美しい映像と、フレンチジャズにより構成された男達の友情と決裂(特にピエール・グラッセ演じるカメラマンのデルマスは素晴らしい)を描いたストイックな作品は最近ではなかなか観られない逸品だ。 ところで、このDVDには解説の小冊子が入っているが、内容のほとんどがルイ・ノゲイラ著「サムライ」から引用されている。この小冊子でエッセンスはつかめるが、原著の方がメルビルの人となりがわかり面白いのでこちらをお薦めする。
〜ニューヨークに派遣されたフランスの通信社の記者とカメラマンが、疾走した国連代表の行方を追って、一晩、関係のありそうな女を訪ね歩く映画です。監督と主演と撮影は、翌年ゴダールの「勝手にしやがれ」にもパルヴュレスコ役で出演している(空港でのインタビュー・シーン)ジャン=ピエール・メルヴィル。この映画でのNYの地下鉄のゲリラ撮影が、「勝手〜」〜〜のラフなスタイルの撮影のヒントにもなっているとか。ジャケもカッコイイし、中に入ってる20ページのブックレットもなかなか楽しい読み物になっていて、持っていて嬉しくなるオシャレな逸品だと思います。〜