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連句アニメーション 冬の日 [DVD]

連句アニメーション 冬の日 [DVD]

とても良い / 口コミ件数 : 5


価格 : 6,419 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:5 1
1.  とても良い くにたち蟄居日記さん 書き込み日: 2006年02月18日

連句とアニメの相性

 まず第一にユーリノルシュテインのアニメが見られる点が嬉しい。ご存知の通り 彼は極端に寡作な作家である。「話の話」の後は ゴーゴリの「外套」を製作しているらしいが それにしても「話の話」自体は20年程度前の作品である。そんな彼の本作でのアニメであるが これは美しい作品である。枯葉や落ち葉を描かせたらユーリの右に出る人はいないだろう。短い作品ながら陶然として見た。これだけでも 本作を観る価値はあると改めて思った。

 次に連句とアニメがかように相性が良いことに心地よい興奮を感じた。考えてみると17文字しか使えない俳句が何かをあらわそうとしたら 当然ながら大きな「飛躍」は避けられないというのが 俳句の背負っている宿命である。また 俳句の持つ性格としては ビジュアルに訴えることの重要性がある。「飛躍するビジュアルな表現」と抽象するとこれはアニメではないか。
「古池や 蛙飛び込む 水の音」という芭蕉の俳句を映像化するに際して 実写かアニメかと聞くのも野暮である。

 ということで 実に粋なアニメ映画である。これは正真正銘の「事件」であるとすら思うのだ。

 安くは無いDVDだが 大丈夫 安いです。 

 



2.  とても良い ss2001さん 書き込み日: 2003年12月03日

アニメーションの奥深い世界

〜俳句(連句)に全く無知な私でしたが 簡単に説明すると俳句のしりとり遊びのような文学であることが わかりました。前の人の下の句を次の人がつないでいくという日本特有の文化であることが 理解できました。以上のことは 第2部で各アーティストたちのミニメイキングとともに より詳しく解説されています。
〜〜
本編のアニメーションは それはもう驚きの連続でした。今までこういうアニメに 出会ったことがなかったためです。
表現方法の多彩さ 水彩画 3DCG 切り絵風 墨絵 粘土細工など すっかりこのアニメ世界に 入り込んでしまいました。
ジブリ ジャパニメーションだけが アニメでないことを知らされ 日本のアニメの奥深さに改めてびっくりしました。
〜〜
テーマが俳句になっているので 敬遠される人も おられるでしょうが 独自の世界に 魅せられること必至です。〜



3.  とても良い 喫茶坊貴麿さん 書き込み日: 2003年12月29日

この「冬の日」は、即、芭蕉の「冬の日」ではないが。

 僕はアニメについては今まで余り関心はなかった。もちろんノルシュティンの作品や川本喜八郎の「不射之射」などはその内容が心から消えずに残っていたが。

 それが、アニメの達者をまとめて、芭蕉の「冬の日」が表現されることに大変驚いた。各作家の表現の豊かな個性、これこそがアニメそのもの、独自性だと思う。そして、どの作家も他の作家の個性に引きずられずに大家をなしている。

 しかし、この「冬の日」を見て、芭蕉「冬の日」を理解したと思ってはいけない。ここに落とし穴がある。各アニメ作家の芭蕉への理解もそれぞれに程度の差がある。「冬の日」に対する表現の一端と思っていた方がよい。大体において、ろくに芭蕉句集「冬の日」を全編読んで理解しないで製作した作家や視聴者もいる訳だ。芭蕉風といったイメージやインスピレーションだけが先走っている点も見受けられる。もっと、幸田露伴などの評釈などを読んで作って欲しかった。というのはそれらの評釈には個々の句の説明が十分に説明されているのだ。そうすればもっと人間芭蕉や当時の文芸のエッセンスがアニメの底に澱んで、アニメのもっと大胆な表現力の大きさが出たろうと思う。
 それにしても、それぞれの絵はすばらしい。

 せめて、芭蕉七部集はともかく、「冬の日」の残りの巻も作って見させて欲しい。
 



4.  とても良い リプトンさん 書き込み日: 2003年11月30日

人生経験をした大人向けの、味わい深いアニメ

まずは、この作品に参加している作家の顔ぶれが
凄すぎる・・・。日本のアニメ現場のプロ達が選ぶ
「世界と日本のアニメーションベスト150」の見事
第1位に輝いた、ロシアアニメの巨匠ユーリ・ノルシュ
テイン初め、この作品の企画者でもある人形劇アニメの
巨匠・川本喜八郎、最近は任天堂ゲーム「ゼルダの伝説」や

「ポケットモンスター」、「『スーパーマリオ』シリーズ」の
監修をしている日本アニメの巨匠・小田部羊一、「火垂るの墓」や
「ルパン3世」の監督兼「風の谷のナウシカ」のプロデューサー・
高畑勲、「頭山」でアカデミー賞ノミネート、アヌシー国際アニメ
映画祭グランプリを受賞した山村浩二などなど、他にも世界各国の

アニメーターが参加している夢の共演である。
さすが大物アニメーターが参加しているだけあって、映像が綺麗で
芸術的、そして観る者の心を芭蕉の世界に引きずり込む力を秘めて
いる。

オムニバスのアニメ作品は数あれど、その中で代表的な3本を
選ぶとすれば、ディズニーの「ファンタジア」、
ウォシャウスキー兄弟監修の「アニマトリックス」、

そしてこの「冬の日」である。極論を言えば、この3本さえ
観れば、世界のアニメについて大体を把握できるだろう。
その中でもこの作品は、ある程度人生経験をした40代後半から
50代前半の方々には是非ご覧頂きたい。この作品を機会に、
もう一度古き良き日本を再考して頂きたい。
尚、付随の解説書が入っていないため、オフィシャルブックと併せて

購入したほうが良いだろう。



5.  良い takashima20さん 書き込み日: 2004年03月25日

アニメーションなんでも揃ってるよ!!安いよ!!一枚どう?

日本に限らず世界の様々なアニメーション作家達の個性のぶつかり合い
です。僕は松尾芭蕉の「冬の日」という俳句集を知りませんでしたが、
様々なアニメーション作家の競演ということでこのDVDを買いました。それだけで十分価値のあるアニメーションが見られました。
アニメーションに興味のある人達、勉強しようと思っている人達は

絶対に見たほうが良いと思います。ただ僕のような普段俳句になじみのない若者には句の内容まで理解するのはなかなか難しいと思います。



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