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靖国のこえに耳を澄ませて―戦歿学徒十七人の肖像

靖国のこえに耳を澄ませて―戦歿学徒十七人の肖像

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1.  とても良い uchidaminoruさん 書き込み日: 2005年05月27日

彼らを否定できる人などいるでしょうか。

 特攻隊を巡っては賛否両論がありますが、この本が取り上げているのはそれに参加された方々の人間像です。単純に戦法として考えたとき、特攻は最低だと思います。賛美する方はほとんどいないでしょう。しかし、それは特攻を成し遂げた英霊の名誉とは全く別の問題です。その意味で、他のレビュアーの方が仰る通り(特攻という戦法への抵抗感を廃し)素直に読むべき本だと思います。

 今とは比較にならないほどのエリートの方々ばかりであり、彼らの精神をして特攻は為し得たと言うべきでしょう。当時の戦況を冷静に受け入れ、自らの行為がどの程度影響を与えられるかを認識していてなお、身を投じた彼らの“すごさ”は、日記等文章の端々で見られます。彼らの克己心に触れては、私の悩みなど無いも同然です。

 祖国日本を愛し、日本人を、伝統を護らんが為に身を捧げた彼らを、尊敬せずにはおれません。彼らを英雄と呼ばずして、誰を英雄と呼ぶのか。日本の礎となってくださった彼らに、私たちは何を以て報いるべきかと誰もが考えるはずです。歌を通し、日記を通して彼らの一側面を見られる本書は、大変価値があると思いました。迷う必要はないです。



2.  とても良い benishogaさん 書き込み日: 2003年08月19日

特攻隊という英雄達を知る最高の一冊。

「この本は、わしが読んだ特攻隊に関する本の中で、最高峰の出来である」とは、『戦争論3』の中で小林よしのり先生が評した言葉ですが、予想以上のものです。 

早速手に入れたのですが、数ページ読んだだけで心が千千に乱れてしまい、読み進めることが中々に出来ませんでした。感動も大きいのですが、彼らに比してあまりにも俗で矮小な己を何とかしたくなります。 
いま読まずば、一生の悔いが残ったでしょう。
お勧めです。 
最後に、序文を書いた長谷川三千子先生の言葉を紹介します。 

「彼らを英雄と呼ぶのでなければ、『英雄』といふ言葉が意味を失ふであらう」



3.  とても良い もののふ太郎さん 書き込み日: 2005年05月14日

素直に読むべき一冊

国に殉じた幾人か兵の、その生い立ちから出撃までが手記などを交えて書かれており、感情移入がしやすくなっている。
多くの兵達の遺書などが載せられているものとはまた違い、じっくりと個人の性格などにまでせまられていて興味深い。今の日本人とは違い、「民族の誇り」を持った教養の高い人間の強さを感じずにはいられない。
変に毒々しいところのない上品?な一冊で、繰り返して読んでも感動の度合いは変わらない。こんなものも、薦められなければ読むこともない日本人は落ちぶれたものだ。



4.  とても良い cyber_birdさん 書き込み日: 2007年09月17日

事実は事実

20世紀の一時期、日本とアメリカが戦争をしたのは事実。
その戦争で日本が負けたことも・・・。
その歴史上の意味など、歴史学者や哲学者がいろいろな説を論じることはかまわない。
しかし、それによって事実自体が変わるわけではない。

彼らがどのような思いで、戦地に赴き、戦い、散華されたのか、
遺された日記や手紙などから慮ることは、日本人として大切な事だと思う。
安全な時代に生まれたわたしたちが、彼らの生き方を軽々しく論評するなどできるだろうか?

この本の素晴らしいのは、第1章である。
17人の若者がどのような環境で育ち、
いかなる葛藤を乗り越えて、あの戦争に臨んだのか。
彼らは頭が悪かったわけでも、狂信的だったわけでもない。
ただ、あの時代を"一生懸命に生きた"だけなのだと思う。

勿論、特攻は戦略としては邪道だと思うし、
あの戦争だってもう少し早く終結に向かわせることができなかったのか、
わたしにも疑問がないわけではない。
それでも、この平和ボケした日本で、安易に、無責任に、
戦争批判をしていい気になっている連中に、わたしは嫌悪感を隠せない。
彼らはこの「学徒」たちほど真摯に現実を生きていない、と思ってしまうのだ。



5.  とても悪い マリオさん 書き込み日: 2005年12月08日

テロと特攻を同一視する愚

特攻とテロとは別物だ。特攻隊は戦争に於いて敵に為される行為である。此に対してテロとは軍人が守るべき民間人を殺傷する卑劣な行為である。日本人であればテロと特攻を同一視出来ないはずだ。

愛国者の仮面を被る打越という著者からは何か日本をイスラムと同一視し、日米関係に楔を打ち込もうという邪悪な意図を感じる。戦前の尾崎にも似て、真のスパイ・売国奴は愛国者の仮面を被る。

この著者の詐言に惑わされ、国家の進むべき道を誤るようなことがあってはならない。亡国の書である。



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