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プリンシプルのない日本―プリンシプルは何と訳してよいか知らない。原則とでもいうのか。

プリンシプルのない日本―プリンシプルは何と訳してよいか知らない。原則とでもいうのか。

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1.  とても良い taizo16さん 書き込み日: 2005年05月15日

矜持のある日本人

おそらく1950から60年代のエッセイである。
白洲次郎は吉田茂の特使をしたり、東北電力の会長をしたりした人である。
作家の今日出海は彼のことを称して”育ちのいい野蛮人”といっている。

彼にはいろいろな逸話がある。
アメリカの高官に英語でのスピーチをしたところ、その高官から
”君の英語はなかなかすばらしい”それに対して白洲は
”君の英語はたいしたことはないね”と言い返した。
GHQをして「従順ならざる唯一の日本人」と怖れられていた。

また、軽井沢ゴルフクラブの理事長になった際、田中角栄に対して、”君は日本語が読めないのかい”といったとか
無断でタオルを持ち去る人が多く、それを禁止した張り紙を田中が無視したからである。

日本の外交に対しては, ”どうせ軟弱外交といわれるのなら、いうことだけは正しいことを言ってほしい。
力をつくって今にみていろという気迫を皆を持とうではないか”

解散のない参議院議員が首相になったらどうするんだ、内閣の過半数が参議院議員になったらどうするんだ、議会民主制を保てないので衆議院だけにしろ
などである。

そういった彼が書いたエッセイだ。
背筋の伸びたかっこいい日本人がいたことを改めて実感した。



2.  とても良い ケンチャナヨさん 書き込み日: 2006年07月13日

50年前と変わっていない日本人

 白洲次郎氏の本を読むと胸がスカッとすると同時に、「日本人は変わらねぇなぁ・・・。」という虚脱感に苛まれます。
 この本に掲載されている文章は殆どが1950年代です。
 今から50年以上前に書かれたものでありながら、白洲氏が糾弾する日本人の悪い点は、残念ながら50年の時を経ても改善されていません。
 戸部良一氏の「失敗の本質」、山口瞳氏の「諸君、これが礼儀作法だ」と併せて読むと面白いと思います。



3.  とても良い rinpohさん 書き込み日: 2005年05月08日

今 読むことの価値

白洲次郎という人の存在は以前から知ってはいたのだが
その人となりを詳しく知る機会が無く、とりあえず最初に手にしたのがこの本であった。
本人の言による構成なので、彼の業績・生き様を知るにはいささか物足りないかもしれない。
しかし戦後間もない時期の時勢を反映したその内容は驚くほど現在の日本の社会に通ずる点があり、興味深く読んだ。
戦後60年を経てなお(悪い意味で)変わらぬこの国の中枢に、白洲次郎の不在が嘆かれる。



4.  とても良い 河岸宏和さん 書き込み日: 2008年11月19日

「筋をとおす」


 プリンシプル(principle)は原理原則、物事を考える上での原理原則、基準な
どと言う意味になります。
 今の日本は、原理原則を貫くと本当に生きにくい時代になってきました。この
本は1950年代に書かれたエッセイを集めた本ですが、昔から日本人は変わ
らないなあと思ってしまう本です。
 今の政治を見ても当時の役人の考え方と全く変わらないような気がします。
 日本人は井戸の中の蛙のような物と言えます。井戸の中の蛙は大海を知ら
ないという諺がありますが、大事なことは、この蛙が大海を知る可能性が無くて
も井戸の中にいる自分を井戸の外から眺められる事さえ出来れば用が足りる
ようなきがしませんか。
 原理原則とは何か、原理原則を貫き通すために、どうのように行動したらい
いか教えてくれる本です。



5.  とても良い kee_playerさん 書き込み日: 2005年01月31日

この人に出会えただけでゴルフというスポーツに感謝します

「プリンシプルはなんと訳してよいか知らない。原則とでもいうのか。」、「日本人と議論をしていると、その議論のプリンシプルはどこにあるのかわからなくなることがしばしばある」、この言葉ほど彼の日本または日本人への思いを表現する言葉はないのでは。私は同じようなことを感じてよりどころと言っていたのですが、これを聞いてなるほどプリンシプルか、と思いました。

ゴルフを始めて白洲次郎という人に興味を持って読んでみたのがこの本でした。しかし彼の言うことは一貫してプリンシプルがありますよね。逆にいかにそれのない日本人が今も彼の生きた時代も多いか、ということでしょうか。



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