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帝国に軽いも重いもあるのか?と疑問に思ったが、読んでみると著者が述べている「軽い帝国」というアメリカの位置づけが理解できた。アメリカは帝国と呼ばれるほど、帝国ではなく、自らの任務を遂行する責任を最後まで果たせないため、「軽い帝国」なのだ。本書は、現在の世界の「アメリカ的民主主義拡大」の概念は肯定されるとしても、では現実的にアメリカの民主主義に基づく行動は何が問題とされているのか、という点を現地で目の当たりにしたジャーナリストとしての視点からかなり具体的に述べられている。
〜書名につられて購入した。「軽い帝国」とは、まるで煙草やお酒のキャッチコピーのようだが、低ニコチンの煙草や低アルコールのお酒と違うのは、アメリカの帝国としての決意の軽さは、より大きな害をもたらすことではないかと思ったりもした。訳者は、著者イグナティエフを「リベラル・デモクラティック・インターナショナリスト(リベラルな民主的な国際主義〜〜者?)」であると解説しているが、このような人たちが具体的な政治勢力になるとアメリカはもっと危険な国になるのではないかとも思う。結局、彼らはネオコンに追従することしかできないのでは。彼らは行動力のない「タカ派」か?〜