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「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

とても良い / 口コミ件数 : 220


価格 : 3,990 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い yoxxさん 書き込み日: 2008年10月24日

感動の最終話


長らく楽しんでいたハリー・ポッターシリーズもこの第7作で最終ということで、一体どのような締めくくりになるのだろうか、名作にふさわしい作品に仕上がっているのだろうか、最後にがっかりすることがないだろうか、など期待と不安の入り混じった気持ちで読み始めたが、結論的には期待に違わぬ充実した内容で、楽しめたし感動しました。

内容は実に盛り沢山で、ハリーが安全な場所へ避難しようとして待ち伏せを受ける最初から、最後の学校での決戦まで息もつかせぬ思いもかけぬ展開が続きます。謎解きの方も今回新たに出てきた「死の秘宝」に関わることだけではなく、これまで謎であったことがきっちり説明され、納得できます。

登場人物もこれまでシリーズで活躍してきた人達が最終話にふさわしく色々な形で登場するのも嬉しいところ。とはいってもやはり中心はハリーとロンとハーマイオニーの3名で、途中いつものようにひと悶着はあるのですが、友情は健在です。ロンとハーマイオニーはそれぞれにふさわしい活躍をするし、最後はハリーが本当にすばらしい勇気を見せてくれて感動しました。

また、個人的に納得できたしよかったと思ったのは、彼に関する部分です。あっけなく舞台からおりてしまうのかと思われた最後に重要な役割を果たしてくれました。このシリーズではずっとハリーが光だとすれば彼は影の部分を演じてきて、最後までそれは変わらないのですが、見事な生き方を見せてくれたと思います。

どんなに途中で面白いと思った作品でも最後で尻すぼみになってがっかりする場合もあるのですが、最初に述べたように本書は本当に期待通りの内容であり、これでこのハリー・ポッターシリーズは真に名作の仲間入りをしたのではないかと思います。

蛇足ですが、僕はこのシリーズは原書で読んでいるのですが、他の人のレビューを見ると日本語訳への批判が結構多いですね。原書の英語はそれほど難しいとは思いませんが、やはりどうしても自分の力不足で微妙なニュアンスが汲み取れない部分があり、そんな時は日本語版はどう訳しているのだろうと思うときがあります。このあたりが原書を読むときは悩ましいのですが、逆に日本語に直すとどうしても雰囲気がこわれて興ざめする時がありますので、やはり英語の勉強もかねて原書に挑戦することをお勧めします。



2.  とても良い So-seckyさん 書き込み日: 2007年08月05日

切ない愛、愛されない切なさ

 最終巻で最も心揺さぶられた一言--"Look at me."今わの際で愛する人の面影を求めて搾り出した言葉。見つめ返す瞳を捉えてこの重要人物は最期を迎える。
 今でも?という問いに対し、応える--「Always」。それも自らの守護霊が変えるほどの深さで。
 両親から顧みられず、友人からも愛されることのなかったこの人物は、生涯受けた唯一の愛と唯一の信頼に殉死する覚悟で、極めて危険な役割を果たす--見事なまでに。愛する人の死に対する呵責からか、癒されることのなかった心の傷からか、"Best of you"を決して明かすことも許さず、報われ、理解されることを自分の方から拒んでいたようにさえ思われる。愛する人の死とともに、自ら心を葬ってしまったかのかもしれない。そう思わせる冷静さ、鎧の厚さ、冷酷さを貫いた。全巻でさまざまな形で愛の力が描かれているが、この人物の愛が最も深く心に刻まれた。
 また「見かけは父親似だが、中は母親似。」と言わしめたリリーの、区別なく注がれた愛や思いやり、凛とした正義感は、ハリーを闇の魔術やその誘惑から守っただけでなく、多くのリリーへの愛を通した形でもハリーを守っており、その人柄が偲ばれた。



3.  とても良い miss Galileoさん 書き込み日: 2007年08月04日

今後が少し寂しいかも・・・

夢中で、でも最後だったから色々予想しながら以前よりもゆっくりと読みました、頭の中でこれまでを整理しつつ。
色々な噂が飛び交っていたので暫くはネットなどからも距離を置き(?)、決して結果を急いで知ろうとせずに、かみしめる様にして読んでよかったと思います。
最初本の厚さに改めてひるんだと同時に、わくわくする気持ちは今まで以上に抑えられませんでしたね。思っていたよりは頭に筋がすんなり入っていったと思います。
これだけのストーリーを考え出せる作者に改めて脱帽しました。皆の成長を追うことができ、新しい仲間も古くからの仲間も今ではみんな懐かしく振り返られます。自分もホグワーツで学んだような錯覚すら覚えました。

そして、あの方の秘めた愛に感動。こういう愛の持ち方もあるんだなと。これから映画などを見ても見方が変わるなあ。でも、考えてみたらいくつか少し思い当たることがあったかなぁなんて。
また、ダンブルドア先生も含めてハリーたち皆に教えられたことが色々あると思います。謎解きもすごく興味深いのですが、やはり家族、友達、仲間との愛や信頼関係などにいくつかの場面で感動させられました。ドビーとのことやルーピン先生とのやりとりも心に残りましたね。最終章はやや冗長かなとも思いましたが何回も読んでいるうちにこれはこれで良いのかもと思えてきましたね。子供の名前にはちょっと泣きそうになりました。最後まで読んで思ったのは、形が無くとも継がれていく大事なものがあることに気づく、そこがヴォルデモートとの違いなのだと。今度最終巻から逆に読んでみようかな・・・



4.  とても良い rieko-m7さん 書き込み日: 2008年07月26日

愛は最強の魔法をもしのぐということが、充分納得できました。

第一巻ではなぜ赤子のハリーが最強の闇の魔術をはねのかわかりませんでした。
その後の巻で明かされた、自らを犠牲にした母の愛が彼を守ったというダンブルドアの説明も説得力にかけると思っていました。
愛が何の役に立つのだろうと思ったハリーに同感しました。
そういう読者は多数いたと思います。作者があえて意図したのでしょう。
しかし、最終巻を読んで、愛が最強の魔法をしのぐのは当然だと心の底から思えました。
( 原書で読んだとき感動でしばらく涙が止まりませんでした。)
愛には当然友情も含まれます。
新校長の生涯にわたり秘めた愛はもちろん、ハリー、ロン、ハーマイオニーの友情、細かいところではドラコの母のドラコに対する愛、ハグリッドの弟に対する愛などなど。
様々な人が様々な人に向けた愛の総和が結局ヴォルデモートを打ち破る力と成ります。

死をも恐れぬ勇気が愛から発生するのだということも学びました。

皆さんが述べられているとおり、今までの記述が伏線になっていることが多数あり、この長いものがたり
を破綻なく書いたローリングのストーリーテリングの才能はすばらしいです。
最終巻では死の秘宝も絡んでちょっと話が複雑化しすぎて、子供が内容についていくのは難しいかもしれません。
もし今の年齢で理解できなければ、年月を得てまた読み返す価値のある物語です。

ローリングに乾杯。



5.  とても良い joujouさん 書き込み日: 2007年08月08日

Deathly Hallowsを読む前に・・

普通長いシリーズだと、ところどころに大きい矛盾とかがあるものですが、最後まで読んでみて
本当に最初から最後まで良く考えてあるなぁと感じました。
特にこの7巻の途中で前作であるHalfblood Princeでちりばめられている伏線を意識せずにはいられませんでした。
そういう意味だと、前作をもう一度軽く流し読みしておくと良いかもしれません。

今作では作者がアナウンスしている通り、重要人物も何人か死にますが、そのうちの一人の覚悟は
並大抵ではなく、このシリーズのキャラクターの中で、もっとも印象の強い死に方でした。

反対にヴォルテモートって結局、何にもわかってなかったんだなぁとかえって少し同情してしまいました。

何はともわれこれで終わりってのも少し寂しいものですが、来年の日本語版、映画とまだまだ続くので
それらを楽しみにして行きたいと思います。作者さん。今まで、ありがとう。



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