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夢中で読む中で、死について、差別について考えさせる成長物語 |
創造力を刺激する数々の魔法のアイテムや生き物などをちりばめた、
謎が謎を呼ぶ学園ミステリー。。。そして最後は驚きのどんでん返しと
痛快な友情の勝利が心地よい!といった印象で当初は読み始めた
ハリー・ポッター・シリーズでしたが、お話はここへ至り、すっかり重く、
暗く、ヘビーになっています。正直、読んでいて息苦しいぐらいです。
「死」について、「差別」について、「約束を守る困難」についてなどを
考えさせられざるを得ない重厚な成長譚になっています。
そのように印象が変わっても、相変わらず引き込まれ、夢中で読ませる
作者の筆力はさすがですね。だいぶ読むのがしんどい分量になってきましたが、
ぜひ多くの方にここまで読んで欲しいと思います。
こうした重いテーマと「剣と魔法」の痛快さをあわせ持った作品として、
私は「ダークエルフ物語」全三巻や、「クレリック・サーガ」なども
強く併読をオススメしたいと思います。前者は、差別されながらも孤独と戦い、
成長し、ついには一人、また一人と友情を見いだしていく、ダークエルフの
少年の物語。後者は、同じ作者による最新作ですが、第一巻はかなり明るい
展開なのに、(原書で読んだ)2巻以降は、やはり嫉妬や怒り、そして信じる心など
重厚なテーマをはらみつつ指輪物語のような壮麗な世界が展開する興奮作です。
最初は明るいのに、次第に人間が生きる上での重いテーマをはらんでいく、
という点でハリーポッターに通底するものを感じます。ハリー・ポッターの
映画の続きも楽しみですが、「クレリック・サーガ」などの良質な海外作品が
次々と日本で今後翻訳されていくことに期待したいです。そして何よりも、
「あの先生はいったいどうなのよ?」といった、ハリー・ポッターのすべての
謎が解ける最終巻が楽しみでならなくなる、第6巻でした。
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