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1. とても良い |
もんさん(臨床心理士)さん |
書き込み日: 2005年08月22日 |
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自閉症という世界がよりクリアーに |
世の中で“自閉症”という用語はずいぶんと知られるようになってきているけれども、 その実態や本質はなかなか理解されていないように思われます。 この本は、自閉スペクトラムの範疇に入ると診断されているニキさんと藤家さんの お二人と花風社の社長の座談会形式になっています。 社長からは、仕事仲間として接する中で感じる素朴な疑問をニキさんと藤家さんに 投げかけ、お二人からは自閉スペクトラムの人から見た健常の人に対して感じる疑問を 投げかけ、それぞれ自分がどう感じるのかを言葉にすることで、感覚の違いや特徴が クリアーになっていくところがとてもおもしろいです。 同じ自閉スペクトラムでも、ニキさんと藤家さんにも違いがあり、“自閉症”と一括りに しているけれども、人それぞれなのだということがよくわかります。 また、「社会性やコミュニケーションの障害という前に、脳機能の障害 であり、 身体機能に支障をきたすところがあって当然」という見方は、一般にはなかなか伝わっていないところかもしれません。 身体機能の障害が原因で起きてくる社会性の障害なのだという見方ができると、 ずいぶんと世の中でも生きやすくなるのかもしれないと思いました。 健常者を“定型発達の人”と呼ぶ呼び方も、おもしろいです。 ニキさん、藤家さんのことをとてもいとおしく感じました。 オススメの一冊です。 |
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5. とても良い |
らむねさん |
書き込み日: 2005年05月23日 |
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自閉レンズから見た世界 |
成人になってからアスペルガー症候群と診断された翻訳家と作家のお二人と、 非自閉圏の編集者お一人の対談スタイルの一冊です。 自閉者の目から見た世界がどのような感じなのかが、大変わかりやすく書かれており、 自閉者の感覚をリアルに知ることができます。 例えば、「こたつは脚がなくなるからこわい」など、 非自閉者との文化の差に「へぇ〜!そうだったのか!」と思えます。 また、他の当事者本と異なるところは、 当事者一人の自叙伝といったスタイルではなく、 当事者二人が経験を語り合い、それを非自閉者がまとめるといった形で、 わかりやすいエピソードから、自閉者に共通のエッセンスを抽出して 自閉者の特徴に一般化しているところだと思います。 例えば、自閉者が気温の変化に弱いのも、 「定型発達の人はオートマティックに対応するが、自閉症の人はひとつひとつマニュアルで対応しなくちゃならない」など、 「なるほど」と思える法則が見出されています。 非自閉者の“あたりまえ”が自閉者の“あたりまえ”とは違うということを、差別ではなく、区別として尊重するために、 是非多くの人に読んで欲しい本です。 |
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