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リーダーになる[増補改訂版]

リーダーになる[増補改訂版]

とても良い / 口コミ件数 : 7


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口コミ件数:7 1 2 次ページ
1.  とても良い FreshAirさん 書き込み日: 2008年09月05日

リーダシップの本質についてのヒントを与える代表的な名著

「リーダーシップの本質は、自由で豊かな自己表現にある」「リーダーになるプロセスは、調和のとれた人間になるプロセスとほとんど変わらない」。

正直、いい年齢のおじさんには、ちょと手に取るのが恥ずかしくなるようなタイトルだ。しかし、リーダーシップに関する代表的な著作ということで、読んでみた。

いわゆる自己啓発本と重なるような記述が多くある。ただ、それは単純に読者に対して自己啓発を勧めているということではない。自分で自分を育てて、積極的に学習し、自分を表現できるという能力をまず身につけることこそがリーダーとしての能力の原点であり、それが他人から信頼される人間になるということにつながってゆくのだということが、長年の調査結果に基づいた著者の結論なのである。

実際、「我々は、親や、教師や友人から、自分自身になる方法ではなく、社会に適合し世間の基準に自分を合わせる方法を教え込まされてきた」という指摘は鋭い。確かに、何かに適合することばかり学んできた人間が、それだけで簡単に良いリーダーになれるわけがない。

そのような視点では、リーダーとマネージャーの定義の違いの対比も興味深かった。「リーダーとマネージャの違いは、現状を打破した人間と現状に屈服した人間の違いだ」「マネージャーは管理し、リーダーは改革する」「マネージャーは現状を受け入れ、リーダーは現状に挑戦する」「マネージャーは管理に頼り、リーダーは信頼を呼び起こす」「マネージャーは物事を正しく処理し、リーダーは正しいことをする」。

全編を通じてアメリカ的価値観一色ではあるが、リーダーになりたい人にとっても、そうでない人にとっても、一読の価値がある。



2.  とても良い seed&inspireさん 書き込み日: 2009年04月09日

リーダーになる=自分自身になる

今から20年前に書かれたものとは思えないぐらい、現在の、そしてこれからのリーダー、リーダーシップとして相応しい内容だと思います。

工業社会モデルが限界に達し、組織の危機といわれているようですが、それを見越したように、人間と人間関係を中心とした提言となっています。


特筆すべきは、リーダーになるということは、自分自身になる(自分の価値観・性格・才能を開花させる)ことということを真正面から提唱していることです。

様々なテクニックを紹介、またリーダーとしての要件を抽出した書籍は山のようにあり、それなりに読んできたのですが、どうもやらされ感を抱いていました。リーダー個人の人間としての視点がないのではないかと。また周りからの要請でリーダーに強要しているだけではないかと。

そのような書籍が多い中で、本書はリーダーになる個人そのものに焦点を当て、その個人が人間として成長することがリーダーに繋がると説いています。

よって、優れた自己啓発書で述べられていることと重なるものが多い内容となっています。

更に、自分自身になっている独自性のあるリーダー、その多様性を上手く活かすことで変革やイノベーションも可能になるとしており、これからの組織に必要な課題にもつなげています。

また、リーダーが自分自身になる成長をしていくことで、他の人間に対しても人間としての扱いができるようになり、その人たちをモチベートさせながら成長させていくことができるとしています。

そして、これらの中心にある営みが学習であり、学習する個人・学習する組織といった、これから求められる組織文化の原動力としても繋がっていきます。


本書で取り上げられている上記の内容については、幅広い視野、深い洞察、豊富な実戦経験、心理学をはじめとした人間に関する科学知見を踏まえたリーダー論を提唱していますので、安心して読むことができます。

その上で、理屈に終始するのではなく、実際の事例を豊富に紹介し、わかりやすく伝えています。


さすがリーダーシップの大家だけのことはあって、王道を示しているといえます。


個別具体的なテクニックはそれほど書かれていませんが、本書でも述べているようにテクニック紹介本は世の中に氾濫していますので、本書を紐解きながら必要なテクニックはそれらの紹介本で習得すればよいのでしょう。

リーダーシップの書籍としては最高の部類にはいるといえます。



3.  とても良い 仕事もいいけどアフター5もねさん 書き込み日: 2008年07月27日

これからリーダーを目指すために

素晴らしい。
数あるリーダー本の中でも一押し。
実例を踏まえて書かれているないようは、なるほどとうなずける部分が多い。
明日すぐに体得できるとは思わないが、迷った時の指針になることは間違いない。
どこを指針と感じるかは人それぞれだと思いますので、是非読んでみてはいかがでしょうか。
お勧めです。



4.  とても良い tomoguiさん 書き込み日: 2009年02月14日

「リーダーになりたい人」のための本ではありません

あなたが今すでに管理職などの地位にあり、職場で自分のリーダーシップの不足を痛感し、参考になる知見を求めてこの本を手に取ろうとしているなら、もしかすると逆に混乱してしまうかもしれません。

書名とは裏腹に、これは「リーダーになりたい人」のための本ではありません。むしろ「リーダーになりたい」という願望そのものがナンセンスであることを教えてくれる本だと思います。

現在管理職にありながら、日々の仕事に疑問を感じ、転職を考え始めている人にこそ有意義な本のように思います。自分らしい仕事をすることが唯一、結果的に「リーダーになっている」真っ当な方法であることを、非常に説得力豊かに教えてくれる良書です。



5.  とても良い 助さん http://ameblo.jp/sukesandokoitta/さん 書き込み日: 2009年05月02日

リーダーのための哲学書!

内容は、広い意味でのリーダー論。

ビジネス界だけでなく、映画監督、ガールスカウト、大学学長など幅広く扱っており、

すぐ活かせるというよりも、リーダーのための哲学書という感じの印象です。


読後感は、非常にすがすがしい、知的欲求を満たすようなものでした。

しかし、アメリカのビジネス書を読むと、解雇についての考え方がためになる。

アメリカなどでは解雇というのは当たり前の風景であるが、やはり心理的には負担が伴う、

それを人生で一番のラッキーだったという記述が多い。


よく逆境にもまれるというが、解雇さえ唯の逆境の一つにしか過ぎないのだ。

また経験についても、本を読むだけでは役に立たない、実際に自分が取り組むしかないと、

スパッといっているところは、勉強ブームに警鐘を鳴らすものだろう。

(もちろん勉強も大事ではある)


そして、このリーダー論の特徴は、型にはめてこういうリーダーになるではなく、

自分自身になることが、最高のリーダーシップというところだ。

自分自身になるということは、自分を深く知ることになる。

自分が何が好きで何がキライか。

何が得意か、人を信頼しているかなど、深く自分を理解しなければならないのだ。

自己を省みるという意味でも非常に示唆にとんだ書。

読むたびに新しい解釈が生まれるだろう。



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