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価格 : 1,680 円
マスコミ、特に週刊誌業界を志望される学生の方にとっては、必読本かと思います。筆者の取材にかけるエネルギーやテンションの高さは、一般リーマンにとっても学ぶところは多いように思います。 読んでいて、徳間康快の印象が本橋信宏氏の描く村西とおる像とダブって仕方がありませんでした。
「週刊アサヒ芸能」の記者を振り出しに、徳間書店で約30年間を過ごしてきた 著者の回顧録です。 副題に「アサヒ芸能と徳間康快の思い出」とありますが、メインは「週刊 アサヒ芸能」編集部内のそれです。「アサ芸」の記事(三本柱はエロ・ヤクザ ・事件)がどのようにして出来るのか?+編集部と外部の作家(吉行淳之介等) の人間模様+徳間書店の内幕というのは「アサ芸」と縁の無い当方にも興味深く 読めました(四六判で320p超の本を一気に読ませたのです)。 文春や新潮と言う、一応週刊誌の中ではヒエラルキーの最上位に位置する それとは、違った編集部の様子を垣間見れるという点でも、この本は貴重で しょう。 逆に出版界、いや戦後日本の経営史を紐解いてみても恐らく五指に入る大立者 である徳間康快氏のエピソードと言うのは−著者が直接接した数少ないエピソードと 伝聞のみなので−余り有りません(それでも喜怒哀楽が激しい点等は垣間見られる)。 ですので、副題の後者を期待して読むと、ちょっと肩透かしに合ってしまいます。 出版界の裏を覗いてみたいという方や、宮崎アニメ以前の徳間書店を知りたい という方には、お勧め出来る一冊です。
良くも悪くも個性鮮明な「週刊アサヒ芸能」に新卒で入社し、その後十数年を過ごした在籍時の様々な思い出を綴った回顧談。戦後の梟雄の1人ともいってよい徳間康快の強烈な面影とともに、こういう雑誌がどう作られるのかが具体的にわかって興味をそそられる。ただ人名や用語や表記に誤りが多い(例。「安部次郎」は「阿部次郎」、「大塚英司」は「大塚英志」が正しい。また「気鋭満々」「社長が跳梁跋扈する」という日本語表現はない。「造詣」に”ぞうし”と振り仮名している)のは、やはり著者の知性に問題ありか。それともこの本の出版社のお粗末さか。これらにやや鼻白む。