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デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか

デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか

良い / 口コミ件数 : 10


価格 : 1,575 円





クチコミReview一覧
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口コミ件数:10 1 2 次ページ
1.  とても良い 小デブさん 書き込み日: 2003年07月05日

デブは根が深い

カバーの軽い印象とは違って、肥満大国となった原因を多視野で説明している。
マックのセットメニュー誕生から始まり、社会構造に依って出来上がった食品事情etc。どれも興味深い。
日本においてダイエットブームは相変わらず盛況で、その手のグッズ、本、食品など次々と発売されているけど、私の周りでは効果があった人は少ない。

かくいう私の子供も肥満気味でこの本に書かれていることには心当たりがあり、まずは生活を取り巻いている食品事情を知ることからはじめねば。と痛感しました。
読んだ時、不祥事続きの食品メーカーに読んでもらいたい。
と思ったが消費者側としてもより良い食品事情を築くために合理主義が陥り易いミスのパターンを知った方いいと思う。



2.  とても良い みゃ〜うさん 書き込み日: 2005年11月03日

秀逸なルポ

タイトルのインパクトにププっと笑いながらで手にしたものの、その内容は「肥満」をキーワードに米国の文化風土を多面的に分析した、内容の濃いルポでした。決してダイエット本ではありません。

大戦後の米国の農業政策・教育体制・経済格差の問題、すべてのベクトルが肥満に向かっていたことを、綿密な取材と鋭い視点で鮮やかに解説しています。一見、きわめてパーソナルと思われる肥満という問題が、実は国策や経済といったマクロな追い風によってもたらされることを納得させられます。

・・・一歩進んで、個の集積で形成されるも文化や会社の風土等も、トップのコントロールによって可塑的にデザインされる側面を示唆しており、目から鱗の思いでした。

終盤の解決策は少し弱い気がしたものの、ドキュメンタリーの中では、今まで読んだ中で最高に面白かったです。



3.  とても良い popojinさん 書き込み日: 2003年07月17日

深刻に受け止めよう

日本においても問題視され始めてきた肥満。
某ハンバーガーチェーンでは米国サイズのハンバーガーの投入など、
さらに肥満が深刻化する要素が増え続けている昨今。
この本は肥満国になりつつある日本においても
教訓とすべき内容だと思います。

「肥満が肥満を引き寄せる!」という一文の通り
連鎖が始まるとアッという間に蔓延しそうでおそろしい。

いかにしてアメリカが肥満大国となったかを多角的に分析し、
肥満の代表的な病気である糖尿病について語り、
筆者が肥満から脱出したことまで全てが説明されています。

あるある大○典をもっと深く掘り下げた「肥満」の
決定版ともいえる内容だと思います。



4.  とても良い daepodongさん 書き込み日: 2005年09月08日

訳者のセンスが裏目?

 原題は"Fat Land"、これを「デブの帝国」と訳した訳者のセンスが光る、と読了後わたくしは感じた。しかし、「もっと軽い本かと思ったのに・・」というレビュアーの方もいらっしゃることを考えると、この訳者のセンスとユーモラスな表紙は、却って逆効果なのかもしれない。
 内容は至ってまじめである。この本は、アメリカの肥満の原因をさまざまに探りつつ、最大の原因は、アメリカの新自由主義にあることを鋭く指摘している。
 もちろん、もともとアングロサクソンが食文化に対して世界で最も関心の低い人種であることがこの現象に関係しているとは考えられる。イギリスの給食には牛乳ではなくコーラが出てくるという。最近、カリスマシェフとして有名なジェレミー・オリバー氏がそれはよくない、とコメントして、見直しの動きが出ているとか。
 ファースト・フードと学校との癒着が脂質中心の食生活習慣を子供に植え付けることになっている、という指摘は、暗澹たる気持ちにさせられる。資本主義の論理を食に関して100%受け入れるということは、飽和脂肪酸100%に近く、精製に問題のある化学的処理を必要とするパーム油の広い使用にも関連している。
 材料はどこで取れたの? どんな栽培法をしたの? どこで誰がどんな調理法をしているの? といった、食に対する関心、興味は、豊かな食生活に繋がるだけではなく、健康増進・維持についても重要な役割を果たしていることが改めて納得される。
 そして、食を大事にしようという発想は、効率やコストを第一に考える新自由主義とは調和しないのである。食に対して保守的であること(さまざまな地域の料理に興味を抱くこと、とは異なる意味で)は、伝統文化に対する尊重や擁護と同様、われわれにとって必要かつ誇るべき態度ではないだろうか。



5.  良い daepodongさん 書き込み日: 2005年09月11日

訳者のセンスとユーモラスな表紙が裏目?

 原題は"Fat Land"、これを「デブの帝国」と訳した訳者のセンスが光る、と読了後わたくしは感じた。しかし、「もっと軽い本かと思ったのに・・」というレビュアーの方もいらっしゃることを考えると、この訳者のセンスとユーモラスな表紙は、却って逆効果なのかもしれない。
 内容は至ってまじめである。この本は、アメリカの肥満の原因をさまざまに探りつつ、最大の原因は、アメリカの新自由主義にあることを鋭く指摘している。
 もちろん、もともとアングロサクソンが食文化に対して世界で最も関心の低い人種であることがこの現象に関係しているとは考えられる。イギリスの給食には牛乳ではなくコーラが出てくるという。最近、カリスマシェフとして有名なジェレミー・オリバー氏がそれはよくない、とコメントして、見直しの動きが出ているとか。
 ファースト・フードと学校との癒着が脂質中心の食生活習慣を子供に植え付けることになっている、という指摘は、暗澹たる気持ちにさせられる。資本主義の論理を食に関して100%受け入れるということは、飽和脂肪酸100%に近く、精製に問題のある化学的処理を必要とするパーム油の広い使用にも関連している。
 食に対する関心、興味は、豊かな食生活に繋がるだけではなく、健康増進・維持についても重要な役割を果たしていることが改めて納得される。そして、食を大事にしようという発想は、効率やコストを第一に考える新自由主義とは調和しないのである。食に対して保守的であること(さまざまな地域の料理に興味を抱くこと、とは異なる意味で)は、伝統文化に対する尊重や擁護と同様、われわれにとって必要かつ誇るべき態度ではないだろうか。



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