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高校生からわかる 日本国憲法の論点

高校生からわかる 日本国憲法の論点

とても良い / 口コミ件数 : 11


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1.  とても良い es819350さん 書き込み日: 2005年08月18日

おすすめです。

本書の構成は、内容によるならば大きく二つに分けられるだろう。
まず第一に日本国憲法の内容について解説したもの。憲法本文の行間に込められた
ニュアンスをわかりやすく説明している。
そして第二に改憲論の逐一的な吟味。今のほとんど全ての改憲論には、じつは必要
性も許容性もないのだ、という作者の立場が明確に示される。

個人的には憲法十三条の解説に感動しました。
それから日本国憲法が掲げている(と作者の言う)「積極的非暴力主義」、いいと思うなぁ。

こういう本がベストセラーになったりするといいなー。



2.  とても良い さん 書き込み日: 2005年08月06日

憲法に対する視座が得られる

“はじめに”の第1ページに出てくる言葉「法律は国民を縛り、憲法は権力を縛る」――この一言は、我々が憲法について考え、論じる時に必ず踏まえなければならないものだろう。重要ながら意外に知られていないこの考え方(私もその一人)が得られるだけでも、本書を読む価値がある。

上記の言葉をはじめ、立憲主義とは、そしてその考えに基づいて制定される憲法とはどのようなものか、著者は平易な言葉で、だが的確に教えてくれる。

著者は護憲派だと思われるが、改憲派の人々にとっても知らなければならないことがしっかりと示されている。

私は首相公選論の観点からの改憲論者であったが、本書を読んで、その考えに変化が生じつつある。もちろんこの一冊でコロっと変わるわけではなく、これから類書を読み進めながら、自分の考えを突き詰めて行きたいと考えている。この本は、私のように憲法に知識はないが、これから憲法のことを学びたいと考えている人にとって、よい入門書となってくれるはずである。

p.s.偏見なく多様な意見を知りたくて改憲論の本も探しているのだが、いい本がなかなかない。1、2冊ほど目をつけているのはあるのだが、その程度。ほとんどは煽情的なタイトルと内容で、一目で読むに値しないとわかるものばかり。読みやすければいいというものではない。体系的に、理性的に書かれた改憲論の本はないのだろうか?



3.  とても良い che01さん 書き込み日: 2005年08月02日

日本国憲法のみかた

2005年8月2日、自民党の新憲法草案が新聞紙面を賑わした。第9条は言わずもがな、第12条に注目して欲しい。
「〜〜自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚しつつ、常に公益及び公の秩序に反しないように自由を享受し、権利を行使する責務を負う。」とある。
“公益”“公”とは何か。国の利益か?多数者の意見か?個人よりも全体を優先させよという事か。
憲法は、多数者とそれに選ばれた権力者の暴走を食い止めるために、あらかじめ我々の理想を定めるものだ。本書を読めば良くわかる。私たちは、個人(自分自身)を守るために、憲法とは何かを知らなければならない。
この本は今の改憲案はどこが危険か判断する、明確な視点を与えてくれる。



4.  とても良い アギナルドさん 書き込み日: 2005年11月10日

立憲主義の理解のために

 「護憲」であろうが、「改憲」であろうが、「加憲」、
その他「○憲」であろうが、立憲主義に対する理解のない
議論は危険である。
 
 立憲主義は、ある現実を前提としている。それは、国
内外の情勢のような移り変わりの激しいもののある一時点、
一側面から都合よく解釈された「現実」ではない。
 
 立憲主義は、暴走すれば人々の生活を壊滅させることも
ある(実際にあった)国家権力というものが世の中には存
在するという永遠の現実を前提としているのである。
 
 本書はこういった立憲主義が前提とする現実に即して書
かれており、その現実をあやふやにしない著者の姿勢を高
く評価したい。



5.  とても良い 篠原 郁さん 書き込み日: 2005年09月04日

改憲論の前に

今、改憲論議が盛んに行われているが、果たして
本当に憲法を理解した上での論議なのか、なぜ憲
法を変えなければならないのか、憲法を新しくす
れば我々国民にどのような影響があるのか等、議
論がなされているとは思えない。

本書には、憲法の最も基本的な考え方が書かれて
いる。でも、なぜ中学校、高校では憲法は権力者
を縛るものだということを教えてくれなかったの
だろうか?一人でも多くの人に本書を読んでもら
い、憲法について多くの関心が寄せられることを
期待してます。



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