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資本主義消滅最後の5年―ラビ・バトラ緊急予告

資本主義消滅最後の5年―ラビ・バトラ緊急予告

良い / 口コミ件数 : 8


価格 : 1,470 円





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1.  とても良い ピッコロさん 書き込み日: 2006年06月11日

2010年が転換期?

春先に書店に山積みになっていた本書。強烈なタイトルを見て、立ち読みで済ませようと流し読みしていたら気になって買ってしまいました。
原油バブル、アメリカの住宅バブルの崩壊、搾取的資本主義消滅を予告した内容はタイトル同様強烈ですが、書かれてある数字は真実でしょうし、今の原油価格高騰の異常性は誰もが感じているところでもあり、住宅ローンまみれのアメリカ人が多いという著者の記述を信じると、金利上昇中のアメリカの住宅バブルもそろそろ弾けそうです。また著者は2006年夏からのアメリカ経済の長期低迷を予想しています。今のアメリカ株式市場の下落がそれを示しているとしたら、予想は的中ということになるのですが…。
著者は60年周期を唱えています。70年や50年周期を指摘する研究者も多いので、なんともいえませんが、やはり歴史や経済の流れにはある一定の周期があるのは間違いないようです。



2.  とても良い あぶどら・ぶっちさん 書き込み日: 2007年03月03日

バトラ説の正しさはもうじき証明されるのか

 キワモノっぽいタイトルだが、資本主義の終焉云々ということじたいは、言われて久しい。なかでも本書はきちんとしたデータ分析をもとに予測しており、説得力がある。その代表的なものが第三部の冒頭で述べる、中国による米露日三国共同開発の宇宙ステーション破壊である。
 著者はこれを2010年のこととし、米国防総省がかねて警告してきた衛星攻撃兵器が完成したからだと説く。だがしかし、2007年の冒頭、中国は米国の人工衛星を撃ち落とした。まさに技術力到達のデモンストレーションであり、内祝いの祝砲である。
 要するに著者は、そういう資料を所有しており日々、研究しているということがこれでわかる。
 巻末近くの米中衝突あるいは中国内の反乱等のシミュレーションはまあ、ご愛嬌としても、絶対に無いと言い切れるわけでもなかろう。

 内容は四部構成で、前半は経済の一般書としても充分、楽しめる。圧巻は後半で、中国をテーマにしたとき、著者の筆は冴え渡る。インド出身の著者と、監訳者の一人ペマ・ギャルポ氏はチベット出身。お互い中国を大いに恐るべき国としてみている。それだけに中国の分析は怠りなく、迫力に満ちている。
 
 話を戻そう。社会を支配する力は@武力A知力B富力、の三つで循環していくというのが、著者が師から受け継いだ論理。いまは資本主義だから富力の時代だが、これが武力に取って代わられる、ということになる。その転換点が2010年だということ。
当たり外れはそのときになってみないとわからないが、我々も準備だけはしておいて差し支えないだろう。



3.  とても良い 21世紀のケインジアンさん 書き込み日: 2008年09月21日

私が二人きりで話したラビ・バトラは「非常に物静かで透明感と奥深さを感じさせる聖者のような」人であった。

本書は正統的な理論経済学の教授であるにもかかわらず「2000年以前の共産主義の崩壊」など数々の予測を的中させて来た「異端の大経済学者」ラビ・バトラが、彼の最後にして最大の予測である「2010年までに資本主義は崩壊する」について、そのメカニズムやプロセスについて説明した必読の書である。

冷静に考えた時、「地球の資源や食料や物資などの物が有限なのに、そこに住まう人間の欲望が無限であれば、そこに存在する貪欲な資本主義が崩壊する」ことは必然ではないだろうか。

バトラはそれらについて、本職の経済学の理論の他、彼の恩師であったインドのサーカー師から教わった東洋思想、人類の歴史の中に存在する循環の法則などを用いて読者へ説明をする。

インドのデリー大学を卒業したバトラは若い頃、毎日8時間、そして、仕事を持つ現在でも毎日4時間の瞑想は欠かさない。

私は1987年に初めて「1990年の大恐慌」という日本のバブル崩壊を予測する本でバトラを知り、その3年後彼のその予測は確かに的中し、日本のバブル崩壊が始まった。それからというもの、彼の著書は殆ど読んできた。

彼の「今の貪欲な資本主義の2010年までの崩壊」という話は、普段の生活に追われている多くの人々には恐ろしくかつまた、おどろおどろしく受け取られるかもしれない。

私もその一人であったが、1994年の秋にバトラと二人だけで30分程度話をする機会を得た。
その時のバトラの印象が「非常に物静かで透明感と奥深さを感じさせる聖者のような」ものであったことを今なお、忘れられない。その貴重な経験が彼の予測への信頼性をさらに確信させてくれた。

現代資本主義の中で生活しているすべての人に本書を是非読んで、そこからバトラのメッセージを得ていただきたいと強く願うものである。



4.  とても良い ドードー鳥さん 書き込み日: 2007年03月22日

2010年は無理でも…。

 まあ、2010年までに大変革を遂げるというのはいささか無理があるとは思うが、でも、ラビ・バトラ教授が語るように、資本主義の終焉自体は、そう遠い未来のことではないだろうというのが私の意見である。果たして世界に経済民主主義は確立しえるか?私的にはイエスと言いたいが、ただ、もうしばらく時間がかかると言うのが正直なところ。
 ラストあたりの中国とアメリカの衝突に関しては、これも十分ありえそうな話だし、これからを知る上で参考になる一冊。
 



5.  とても良い にゃんともさん 書き込み日: 2009年01月01日

誰でも経済がわかるようになる+健全な論旨+神秘主義のスパイス

経済音痴でも、世界経済の抱える問題の深刻さが理解できる本だと思います。
経済音痴の私でも、世に忍び寄る不穏な足音はなんとなく感じていましたが、それがどうして起こったのか、検討もつきませんでした。そこで、私も勉強してみようと思いたって、何冊か本を読んでみましたが、数式乱用の本も多く、ますます混乱するばかり。
でも、この本を一冊読んだ後、経済ニュースのほとんどが、すんなり理解できるようになりました。
この本では、世界経済の抱える問題の仕組みがだれでもわかるように説明されてます。
ほんとうに資本主義自体が消滅するかのか否か・・
そんなことより、いつ崩壊しようが、今の経済システムは瀕死の状態だってことがよくわかりました。
世界的不況が目に見えてきた昨今、数年前(2006年)に書かれた予測本を読み返すことは誠に価値がありそうです。経済音痴も、納得し、前向きに用意しながら、世に意見を言うことができるようになる良書と思われます。
オススメ!!



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