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価格 : 1,680 円
千日回峰業を満行した僧は大阿闍梨となる。 塩沼亮潤師は吉野金峰山寺1300年の歴史で2人目となる大阿闍梨だ。 回峰行は、大峯山の山頂まで上って帰ってくる往復48kmのコースを、千日間休みなく行うものである。 ただし、期間は5/3から9/22まで。 満行までは9年かかる。 行者は短刀とロープを常に持参し、途中で挫折したときには命を絶たなければならないほどの苦行。 いったん行に入ると、体調は良いか悪いかではなく、「悪い」か「最悪」かなのだという。 塩沼師が僧となるために、仙台の家を出るとき、母親は味噌汁を作ってくれた。 朝一番の新幹線のため、朝食を食べる暇はない。 せめて味噌汁だけでもという親心。 味噌汁を飲み終え、いざ旅立ちのとき。 母親は塩沼師の茶碗と箸をゴミ箱に捨て、こう言った。 「もうお前の帰ってくるところはないと思いなさい。どうせお坊さんになるんだったら、砂をかむような苦しみを味わってきなさい。母ちゃん、ばあちゃんのことは何の心配もいらないから」 元気よく家を出たものの、新幹線の扉が閉まった瞬間、思いがこみ上げる。 しかし。涙はこらえて修行へ向かった。 後に回峰行500日目の頃、塩沼師は体調を崩し、行を断念しなければならないか、という状況のときに、この時のことを思い起こしてなんとか乗り切った。 「人生生涯小僧のこころ」 これは千日の満行を前にした999日目の夜に師がしたためた言葉だ。
自らの心と体で経験しているからこそ、その言葉に重みと美しさを感じます。 どれだけ着飾っても、やはり心の美しい人にはかないません。 でも難しいことは言っていません。 素直に謙虚に感謝・・・分かっているのに出来そうで出来ない、やらない、でもそれがとても大事なことだと再度気づかせて頂きました。 尊敬する著者の2冊目は、自分磨きのヒントが凝縮してます。
都内の書店に行ったら大きな看板を見かけ、大々的に平積みしてあったので注目しました。早速読んでみると、想像を絶するような荒行の中に一筋の光を見出して満行された姿は素直に感動しました。この塩沼氏の体験は1300年の歴史の中で二人目の達成であり、同じ時代に自分がいられるだけで有り難く思いました。この塩沼氏の体験からくるマインドは自分の仕事や人生に大きな影響を与える事となるでしょう。こんなにも感動できる本は、久々に出会いました。人生の道標にしたいと思いました。
この本を読みながら荒行の凄さに驚きました、そしてやりぬく事の大切を学びました、あらためて人生も仕事も修行と考えるようになりいつもこの本を手元に置き人生のバイブルにします!
行の最中、著者の体の状態は常に「悪いか最悪」。 それでも「一日も行かねばならないという日はなかった」という言葉に胸打たれました。 常に自らのモチベーションを高い位置に保つコツなど、 本書には普段の生活にも活かせる生きるヒントが随所にありました。 間違いなく今年ナンバーワンの本となるでしょう。 感謝です。