とても良い / 口コミ件数 : 15件
価格 : 1,365 円
300ページのほとんどが3段組みという読み応え満点、重要情報盛りだくさんの本であるが、読むのがだんだんつらくなってくる。 というのも、その中で明らかにされるのは、アメリカが毎年日本に突き付ける「年次改革要望書」に沿って、あらゆる分野で日本から金を吸い上げようとするアメリカと、それに喜々として(あるいは全く抵抗できずに)手を貸す日本の政治家達の姿であるからだ。その結果としての日本の置かれている現状は恐ろしい限りである。つくづく「年次改革要望書」の威力を思い知らされる。 アメリカは、郵政民営化・共済、商法・会社法、通信・IT、医療、金融行政、司法と、多分野に渡って自由化、規制緩和を要求してきている。それらはひとえにアメリカ企業の利益を考えての要求である。それに「グローバリゼーション」という名目を付けてカモフラージュしているのだが、それをそのまま、アメリカの意図を考えようともせずに(考えた上で屈しているのかもしれないが)無批判に受け入れて来た歴代の政府はまさに文字どおりの「売国奴」である。日本国民が汗水垂らして築き上げた資産をアメリカに献上しているのだから。 例えば、立て直しに国民の税金を7兆9000億円かけた日本長期信用銀行は、1210億円でリップルウッドというファンドに売却されたのである。これはほんの一例で、さまざまなルートを通じて資産がアメリカに吸い上げられて行っているのが今の日本の現状なのである。 何とも言えない脱力感を味あわされるが、少しでも多くの国民がこの実情を知ることが、現状を打破する力になることだろう。全国民必読の超重要本である。 冒頭の60ページに渡る2つの対談は、最初はとりあえず飛ばして、いきなり各論を読んだ方がスムーズに入り込めるかもしれない。
「拒否できない日本」で明らかにされた年次改革要望書の影響を多分野に渡り22人の評論で構成されています。 一連の構造改革と称して立法を伴ない行われていることが日本国民のためではなくアメリカの一部財界の利益のため だったことがよく分かります。 読むまで影響がこれほど多分野に渡っていると...、 郵政民営化が一段落したら次は、司法・医療制度と留まるところを知らない勢いで改造が進もうとしています。 被害を受けるのは日本国民だと言うのに、読むと無力感を感じますが、まず事実を知ることから、少しでも多くの方 が読まれることをお勧めします。
ベストセラー『奪われる日本』(講談社現代新書)に続く、関岡英之氏責任編集の好著である。『奪われる日本』も見事にマスコミが黙殺したが、この『マスコミが書けない「日米論」』も同じように表舞台に出ないのであろうか。 ここに書かれている日米間のタブーに触れて国民に真相を知らせるのは某勢力と敵対することから大変勇気のいることである。 だからこそ、これからも平沼赳夫氏のようにぶれずにがんばって欲しい。城内実氏のブログでも関岡英之氏を絶賛していた。心強い限りである。
関岡英之という若き論客を私は最近ものすごく評価しています。 拒否できない日本以降、全て読んでいるつもりですが、アメリカが押し付ける 年次改革要望書という日本を食い物にするための恐ろしい搾取計画を 官僚は知らないふりをしていますが要望書などという簡単なものではなく 宗主国として、ごり押ししている脅しだということをもうそろそろ国民も 気がつかなければいけないということを関岡さんはわかりやすく説明して くださっています。特に佐藤優というロシアのラスプーチンといわれた男との 対談はとても感銘を受けました。国益とはなんぞや?外務省という化け物の 顛末に食い込んで話していますから、必読です、無論小林よしのりさんとの 日米の熾烈を極めた論戦にも堪能しました。もしや関岡氏は日本の救世主 なのかも、という感想をもちました。非常にバランスの取れた感性には溜飲を 下げる思いです
自分の知らないことが如何に多いかにもショックでしたが、今メディアが伝えなくて、実際に起こっている事実がどれほど深刻な事態かを実感して、かなり暗い気持ちになりました。 そして、他分野に渡り書かれているので、総合的にも日米関係を見ることができ、良書と言えます。 本書では、マスコミの堕落が謳われ、頼みの言論界も危ない状況の中、実際に何が起こっているかを真摯に伝えており、本書の存在の意義を強く感じました。 この本で書かれていることが全てでないにせよ、よりたくさんの人に読んでほしい、知ってほしいと感じました。