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年賀はがき再生紙偽装事件に思う …日本製紙狙い撃ちの真相とは |
再生紙でできた年賀はがきにおける古紙使用率が規定を下回っていた、
つまり、再生紙はほとんど使用されていなかったとする問題で、
当初偽装を指摘された日本製紙以外にも、王子製紙、北越製紙など他の有力各社も古紙配合率を偽っていたことが明るみになった。
日本製紙側は「要求される品質をクリアすることができなかった」ためという
表向きの理由を弁明した。
しかし、日本製紙は昨年「古紙配合100%製品廃止」を業界に先駆けて発表した会社であり、
そのホームページには
「古紙100%配合紙は全く配合していない紙に比べ、製造工程で化石燃料由来のCO2排出量が増加するケースがあり、再生紙が地球温暖化に与える影響が大きくなっています」
というきちんとした理由を示している。
つまり、今回の問題も、政府や郵政公社が要求する古紙配合率基準で
その品質を確保するためには
化石燃料をより一層多く使うことになる(コストもかかる)うえに
昨今の原油高騰によって採算が厳しくなっていたという現実があろう。
今回、日本製紙が偽装問題のターゲットとされたのは
やhり例の「古紙配合100%製品廃止」の宣言とその愚を明るみにしたことで
当局よりにらまれていたとしか思えない。
この『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のなかにも
古紙リサイクルとペットボトルリサイクルの問題点が指摘されており、
今回の偽装問題を考えるうえで役に立つ。
つまり、何が何でもリサイクルすれば環境にやさしいという考えは
完全に間違っているということだ。
「この服はペットボトルリサイクルによる原料を使っています」という
但し書きにしても、どこまで信用できるか非常に疑わしい。
なぜなら、ペットボトル自体さまざまな触媒を使って、多様な厚さ、質のペットボトルが
つくられており、劣化もする。下位利用以外ではなかなか用途がないのが現実だ。
本書を読んで「エントロピー増大の法則」などの理を知り、
過大な循環社会幻想を支える「永久機関」的な発想を改めなければならないと気づいた。
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