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環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

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クチコミReview一覧
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1.  とても良い 喜納甚五郎さん 書き込み日: 2008年01月18日

年賀はがき再生紙偽装事件に思う …日本製紙狙い撃ちの真相とは

再生紙でできた年賀はがきにおける古紙使用率が規定を下回っていた、
つまり、再生紙はほとんど使用されていなかったとする問題で、
当初偽装を指摘された日本製紙以外にも、王子製紙、北越製紙など他の有力各社も古紙配合率を偽っていたことが明るみになった。

日本製紙側は「要求される品質をクリアすることができなかった」ためという
表向きの理由を弁明した。
しかし、日本製紙は昨年「古紙配合100%製品廃止」を業界に先駆けて発表した会社であり、
そのホームページには
「古紙100%配合紙は全く配合していない紙に比べ、製造工程で化石燃料由来のCO2排出量が増加するケースがあり、再生紙が地球温暖化に与える影響が大きくなっています」
というきちんとした理由を示している。

つまり、今回の問題も、政府や郵政公社が要求する古紙配合率基準で
その品質を確保するためには
化石燃料をより一層多く使うことになる(コストもかかる)うえに
昨今の原油高騰によって採算が厳しくなっていたという現実があろう。

今回、日本製紙が偽装問題のターゲットとされたのは
やhり例の「古紙配合100%製品廃止」の宣言とその愚を明るみにしたことで
当局よりにらまれていたとしか思えない。

この『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のなかにも
古紙リサイクルとペットボトルリサイクルの問題点が指摘されており、
今回の偽装問題を考えるうえで役に立つ。
つまり、何が何でもリサイクルすれば環境にやさしいという考えは
完全に間違っているということだ。
「この服はペットボトルリサイクルによる原料を使っています」という
但し書きにしても、どこまで信用できるか非常に疑わしい。
なぜなら、ペットボトル自体さまざまな触媒を使って、多様な厚さ、質のペットボトルが
つくられており、劣化もする。下位利用以外ではなかなか用途がないのが現実だ。
本書を読んで「エントロピー増大の法則」などの理を知り、
過大な循環社会幻想を支える「永久機関」的な発想を改めなければならないと気づいた。



2.  とても良い taizo16さん 書き込み日: 2008年01月19日

報道を鵜呑みにしない姿勢が重要

以前この本の著者である武田邦彦先生の話を聴く機会があった。
そこで本を是非読みたいとおもった。

現在、環境に気を使ったいるということがそれだけでステータスになったりする風潮がある。
それはそれで、悪いことではないが、マスコミに安易に踊らされて、へんてこりんな情報に
惑わされていることも多い。
この本ではその疑問について書いてある。

例えば、
ペットボトルをリサイクルすることで資源を7倍も使っている。
(もともとペットボトルは複数回の使用に耐えられないものでそもそもリサイクルに向かない)


紙の生産が発展途上国の森林破壊につながっているわけではない。

ということを科学者らしくデータを基に検証している。

意図的に操作された情報を鵜呑みにすることがいかに危険なことか、本書で警告している。



3.  とても良い kaizenさん 書き込み日: 2008年04月21日

環境問題の嘘はどこから始まったのでしょうか。

中国で環境問題が深刻そうに見えます。
日本は風下の国で、食物がたくさん中国から来るので、座して待っているわけにはいきません。
中国からの食料品で、いろいろな報道もありますが、科学的な情報がなかなか伝わってきません。

日本の歴史の中でも、人体に有害なものは排出していませんといった会社が、有害なものを排出していたということはよくあったのではないでしょうか。有害なものは出していないという嘘はなぜ止まらないのでしょうか。

森永砒素ミルク事件の当時の赤ちゃんだったので、同級生に被害者の人たちがいました。自分も森永のミルクで育ったので、一度か2度は砒素ミルクを飲んでいたかもしれません。

嘘を暴き立てる人も、相手の嘘を見破るために、さまざまな嘘を並べて、相手の動揺を引き出し、本当の事を言わせる戦術に出ているのかもしれません。

大事なのは嘘か本当かではなく、自分達は何がしたいのかということをもっと明確に出せるようにすることではないでしょうか。
例えば、食品会社であれば、人の命を支えたいとか、人間の健康に貢献したいというような目標を掲げるのであれば、おかしなことはしないはずです。

食品に興味がなくて、利益しか見ない人が経営者になったら、上から下まで嘘で固められた会社になっているかもしれません。

環境によいという謳い文句の商品や、環境のための施策も、その人が何のためにやろうとしているかを考えていけば、嘘がまかり通らない世の中にできるかもしれません。

「買ってはいけない」と「買ってはいけないを買ってはいけない」というような、水掛け論に陥らない道を、読んだ人が考えるきっかけになればよいかもしれません。

社会問題に本当はたくさんあります。自分の立場だけが本当で、それ以外の立場は嘘だという人の言っていることは、別の立場の人にとっては、嘘でしかないことがあります。

特定の会社の間違いを指摘するだけで、事故の真因の追究を妨げるような言動は、真因の追究をして再発して欲しくない人にとっては、嘘をついているように思われることがあるかもしれません。

科学的な情報にもとづいた議論をするのではだめなのでしょうか。

嘘かどうかを議論するのは、水掛け論になるか、立場の違いを非難しているだけにならないでしょうか?

ps.
データを示す際に、原因と結果が逆に示すこともしばしばあるように思われます。
どちらが原因で、どちらが結果かを科学的に解明できていないことがあるのではないでしょうか?



4.  とても良い 金太郎さん 書き込み日: 2007年03月28日

バランス材として

環境保護という絶対「善」に対して、
本書が暴露した事実の価値は高いと
思います。

このような類書が絶対的に不足している中で、
本書の果たす役割は高いと思います。

本書を読んだ上で、さらに
環境問題をどのように解決していくのか?

それが読者に課された課題となるでしょう。



5.  とても良い 温暖化次郎さん 書き込み日: 2007年03月11日

★現代の宗教である環境問題!!

池田信夫氏のブログで書かれていた通り、「環境保護は、現代の宗教である。科学的に証明されていない教義を多くの人々が信じ、それを道徳的なこととして他人に押しつける。特にたちが悪いのは、これが『国定宗教』とされ、政府が経済活動を統制する根拠に使われることだ」という鋭い指摘がなされていたが、まさにこうした指摘に興味をそそられて読む読者の期待を裏切らない内容だ。

もちろんこの著者が鳴らす警鐘、すべてが正しいわけではないだろう。しかし、「環境教」にやられている人々、これから信者になりそうな人たちにはぜひ読んでほしいと思う。環境にいいことをしていると思い込んで、自分たちの側に錦旗があると思って疑わない人ほど、性質の悪い者はない。



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