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価格 : 1,000 円
環境保護という絶対「善」に対して、 本書が暴露した事実の価値は高いと 思います。 このような類書が絶対的に不足している中で、 本書の果たす役割は高いと思います。 本書を読んだ上で、さらに 環境問題をどのように解決していくのか? それが読者に課された課題となるでしょう。
中国で環境問題が深刻そうに見えます。 日本は風下の国で、食物がたくさん中国から来るので、座して待っているわけにはいきません。 中国からの食料品で、いろいろな報道もありますが、科学的な情報がなかなか伝わってきません。 日本の歴史の中でも、人体に有害なものは排出していませんといった会社が、有害なものを排出していたということはよくあったのではないでしょうか。有害なものは出していないという嘘はなぜ止まらないのでしょうか。 森永砒素ミルク事件の当時の赤ちゃんだったので、同級生に被害者の人たちがいました。自分も森永のミルクで育ったので、一度か2度は砒素ミルクを飲んでいたかもしれません。 嘘を暴き立てる人も、相手の嘘を見破るために、さまざまな嘘を並べて、相手の動揺を引き出し、本当の事を言わせる戦術に出ているのかもしれません。 大事なのは嘘か本当かではなく、自分達は何がしたいのかということをもっと明確に出せるようにすることではないでしょうか。 例えば、食品会社であれば、人の命を支えたいとか、人間の健康に貢献したいちおう目標を掲げるのであれば、おかしなことはしないはずです。 食品に興味がなくて、利益しか見ない人が経営者になったら、上から下まで嘘で固められた会社になっているかもしれません。 環境によいという謳い文句の商品や、環境のための施策も、その人が何のためにやろうとしているかを考えていけば、嘘がまかり通らない世の中にできるかもしれません。 「買ってはいけない」と「買ってはいけないを買ってはいけない」というような、水掛け論に陥らない道を、読んだ人が考えるきっかけになればよいかもしれません。 社会問題に本当はたくさんあります。自分の立場だけが本当で、それ以外の立場は嘘だという人の言っていることは、別の立場の人にとっては、嘘でしかないことがあります。 特定の会社の間違いを指摘するだけで、事故の真因の追究を妨げるような言動は、真因の追究をして再発して欲しくない人にとっては、嘘をついているように思われることがあるかもしれません。 科学的な情報にもとづいた議論をするのではだめなのでしょうか。 嘘かどうかを議論するのは、水掛け論になるか、立場の違いがを非難しているだけにはならいあのではないでしょうか?
池田信夫氏のブログで書かれていた通り、「環境保護は、現代の宗教である。科学的に証明されていない教義を多くの人々が信じ、それを道徳的なこととして他人に押しつける。特にたちが悪いのは、これが『国定宗教』とされ、政府が経済活動を統制する根拠に使われることだ」という鋭い指摘がなされていたが、まさにこうした指摘に興味をそそられて読む読者の期待を裏切らない内容だ。 もちろんこの著者が鳴らす警鐘、すべてが正しいわけではないだろう。しかし、「環境教」にやられている人々、これから信者になりそうな人たちにはぜひ読んでほしいと思う。環境にいいことをしていると思い込んで、自分たちの側に錦旗があると思って疑わない人ほど、性質の悪い者はない。
本著は現在の環境問題について大きな疑問を提示している。 それは、21世紀の大問題といっても大袈裟ではないだろう。 私も僭越ながら、重要な章について個別にレビューして見たい。 第一章 「リサイクル問題」については前著「リサイクル幻想」より一段と説得力が増している。 私もペットボトルはリサイクルになると思っていたが、ペットボトルのこの激増は何だろう。 ペットボトルは、実際にはリサイクルされていないという指摘はうなずける。 (詳細な理論は、本文を是非読んで欲しい) 第ニ章 「ダイオキシン問題」については、ダイオキシンは一般の人が思うほど猛毒ではない、という。 一時期のメディアの過剰な反応が、現在の一般人の常識となっているとのこと。 ダイオキシンと環境ホルモンに関する報道は、1997年に一気に盛り上がり、その後急降下 している。それを数値化した87ページのグラフは重要だと思う。 第三章 いよいよ本命の「地球温暖化問題」だ。北極海については、アルキメデスの原理により、 氷がとけても、水面は上がらないとする。 南極については、難しい問題だが、周りが温暖化すれば水蒸気が増え、それが雪となって、 南極の氷は増えるだろうとしている。 日本でも暖冬の年は海面から水蒸気が発生し、積雪量が多くなると、いわれているので、 これも、なるほどだ。 著者はこの本を通じて自然は複雑であるのに、その前提を抜きにメディアが危機感を一方的に あおっていると訴えている。 本著は、まさに衝撃作というべき本であるだろう。 一読し、熟考して頂きたい本だと思う。
本に書かれている数値の真偽の検証は重要な問題ではあるが、環境問題のような利権の絡む問題で、公に公表されている数値の真偽をインターネットでの調査や電話での直接の問い合わせなどの単純な方法で検証するのは不可能である。なぜなら、担当者にとってこれらの数値は命であり、自己の存在意義を示すものだからだ。下手な数値を出してしまうと利権を失うことにつながる。このことは、基本的に頭においておく必要がある。リサイクルについては、本書で提起されているとおり、日本人のように見かけや清潔さにこだわる性質では再利用や再生にかかるコスト、資源が新品を作るよりもより多くかかるのも事実で、再生紙はその典型とも言える。また、スーパーの袋が残渣油と呼ばれるガソリンなどを蒸留した後の、燃やしたり捨てるしかない廃油からつくられているのは事実で、スーパーの袋として使うのは割り箸が間伐材から作られるのと同じように資源の有効利用と考えられる。一番いいのは、スーパーの袋にゴミを入れて捨てることではないのか?本書は、利権者が自分の都合のいいようにいろいろと情報を操作していることへの問題提起であり、決して環境問題をないがしろにしていいと言っているのではない。このような利権者の情報操作に乗せられて、誤った情報でセンセーショナルな報道を行う報道機関の責任も大きいという点も指摘の通りである。