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小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)

小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)

とても良い / 口コミ件数 : 40


価格 : 1,365 円





クチコミReview一覧
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口コミ件数:40 1 2 3 4 5 6 7 8 次ページ
1.  とても良い うーろんさん 書き込み日: 2007年11月17日

申し分無い出来。

映画が大好きで、何度も繰り返し見させてもらっている者です。
そのぶん、小説化ということが嬉しい反面「大丈夫かな?」というのが本音でした。

申し分の無い出来です。
何というか、1000円ちょっとでこれだけ満足できる物を手に入れることが出来て、
本当に新海さんに感謝です。
私は普段、割と読書をするほうで「もしかして、日本語がビミョウだったりするかな…」
という不安もありましたが…
情景描写・心理描写、ともに素晴らしいものでした。
映像では表現できなかったところを、巧みに文字で描写されてます。

手紙の内容も明らかになるし、映画のほうで度々みる
ビル群の上空を飛ぶ鳥…
「ああ!そういうことだったのか!!」という発見ばかりでした。
ページ数としても少ないほうだと思いますので、普段本を読まないという人も
是非、手にとって欲しいです!

関係ない話ですが、サントラを流しつつ読むと
シーンを思い出しながら読めるのでオススメですよ(*'▽`*)

小説家:新海誠としても、今後沢山の本を書いて欲しいなぁ〜…




2.  とても良い 山猿さん 書き込み日: 2007年12月15日

それぞれの「踏切」を探す羽目になる恐れ。

まずは本文ですが、大変秀逸です。読んだ方は、新海氏の新たな才能に驚かされる筈です。
内容も、映像では語られなかった各人の心の内、特に主人公(貴樹)の人間性の変遷が生々しく描かれています。
この生々しさは、映像ではこの作品特有の雰囲気で朧気にしか描かれていなかった分、作品自体が急に人間味を増させているように感じます。
結末こそ変わりませんが、ラストは映画より希望が持てるものになっています。
ただ、作中で主人公が自分自身を責め立てる描写がありますが、このシーンは少なからず読んだ人間の心に闇を落とすかもしれません。
映像では胸が締め付けられるような切なさだったのに対して、小説版では描写が確かな分、切なさは刃物のように読んだ人間の心の急所を貫きます。
そういった意味では本書は救いのようであり、読み手によっては更なる自己嫌悪に連れて行かれる内容かもしれません。
安易な救いはありません。読むのに覚悟がいる、そんな素晴らしい一冊です。文句無しの星5つです。



3.  とても良い TAMさん 書き込み日: 2008年04月01日

読んでもらいたい、そして映像をもう一度みてもらいたい

最初は映画館で映像を見ました。
それから、一年程もたってから、この小説を読みました。
そして、DVDでもう一度映像を見ました。

映画館で映像を見たとき、
期待通りの映像美に感動し、
胸を締め付けられるような気持ちを抱いた
今思えば、何か心に引っかかるような、そんな感情を抱いたことが思い出されます。
それは、作品に共感してしまった部分と
なにか映像作品から読み取りきれなかった部分があったような思いがあったんだと思います。

時間を置いて、小説を手に取りました。
文章だからこそ、描けるものが丁寧に描かれていると思います。
映像で描かれていない部分も描かれています。
特に短編としての『秒速5センチメートル』は、
映像では極短い時間で描かれていますが、
就職から映像で描かれるまでの貴樹の歩みや感じていたことがたくさん描かれています。
最後のメールの内容があります。
花苗との最後の別れが描かれています。
明里と貴樹が渡そうとしていた手紙の内容(おそらくはその一部)があります。

小説を読んだ後、
なぜか発売日に購入をしながら、置いておいてしまっていたDVDを見ました。
自分の周囲の状況の変化もあると思いますが、
映画館で見たときとは、大分違った印象を持ちました。
きっと、読み取れなかったと思った部分を補完できたのだと思います。
なにか、貴樹の心にずっとあったものとか、
そういったものが、すっきりとした形で感じられたのだと思います。
やっぱり切ない気持ちは抱いてしまいましたが・・。

自分の感じたものをつらつらと書いてしまいましたが、
本作品は、映像の小説版ですが、
お互いを補完する位置づけに成っていると思います。
また、少し違った視点で描かれた物になっていると思います。
私のように、映像を初めに見た方が多いと思います。
そういったかたに、是非呼んでいただきたい。
映像をみて、どのような感想をもったとしても・・。
そして映像をもう一度見ていただきたい。
きっと違った見方ができると思います。
きっと違った印象をもてると思います。
それは、きっとより良いもの、糧のようなものになると思います。



4.  とても良い トリコロールさん 書き込み日: 2007年11月16日

救われます

結末は変わりません。だけど、救われます。
香苗の最後の言葉と、あの手紙が読めただけでも救われました。



5.  とても良い tripl greenさん 書き込み日: 2007年12月06日

映像を先に観た派

自分は映像から観たので、この小説はその映像(映画)の補完的役割を果たしました。
が、おそらく小説から読んでも問題ないように思います。
感動することもあるでしょうし、
初恋の頃の記憶とか、その頃思った本当に汚れのない純粋な誓いとか
そういうものを感じ取れるのではないでしょうか。

それと映像では主題歌として山崎まさよしの
「One more time,One more chance」が流れ、
それに投影するように映像を見てしまい、とても悲しい気分になりますが
この小説ではそういうことはありません。
逆にもっと主人公たちの本当の気持ちに触れることができるのではないでしょうか。

なにはともあれオススメです。
いつかの自分にもあった“純粋な想い”というものを思い出させてくれる
そんなお話だと思います。



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