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ノーベル平和賞を受賞したケニア環境副大臣が日本で見つけた言葉 |
幼い頃、食事を残すといつも母親から「もったいないから最後まで食べなさい。」と叱られた。そういうこともあって、体調が悪いとか、よほどのことがない限り食事を残すことはしないし、バイキングなら、自分の食べきれるだけの料理を取ることにしている。お寿司やお弁当を家に持って帰る時も、お箸をもらわないようにしている。私は日々、「もったいない精神」で生活しているつもりだ。そういった、「もったいない」という日本の精神を環境保護のために必要であると、日本に来て気付いたというワンガリー・マータイさんには驚いた。日本人なら、それほど意識していない言葉だが、外国人がその言葉を日本人同様に理解し、感じることができるとは。本書の最初に、「もったいない」という言葉の定義させれていた。 「もったいない」の表側は、物質的損失を惜しむ気持ち。一方、その裏側では、失ったものを手にしたり、完成させたり、そこにたどり着いたりするもでの”形には表れない大切なもの”に馳せる感謝の気持ちとそれをむにしてしまう嘆きとが一体となって、日本人独特の精神世界を形づくっている。 と、あるが、これはずばり、心憎いほど、日本人の「もったいない」という言葉に関する精神世界を表現している。すばらしい定義であると思う。 「もったいない」という伝統的な精神世界を有する日本人であるが、今日、その日本人がその精神を忘れつつあり、物を粗末にする傾向がある。外国人のみならず、日本人自身も今一度「もったいない」という精神を認識する必要にある、ということを警告してくれる本である。 |
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