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学問のすゝめ―人は、学び続けなければならない

学問のすゝめ―人は、学び続けなければならない

とても良い / 口コミ件数 : 12


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口コミ件数:12 1 2 3 次ページ
1.  とても良い 育郎さん 書き込み日: 2007年02月28日

襟を正される

ご存知、明治に発刊され当時としては爆発的に読まれた名著です。
私自身、時間があれば読んでみたいという程度の認識でした。
古文に対する苦手意識で敷居が高かったのですが、現代語訳版の本書を見つけ
手に取った瞬間、その内容に惹きつけられました。
「天は人の上に・・」で有名な福沢諭吉ですが
「人に貴賤はないが、勉強したがしないかの差は大きい」
と、平等であるべきものとそうでないものとの違いを明確に説明されています。
闇雲に平等を主張していた理想化だと思い描いていた諭吉像が一気に崩壊しました。
非常に洞察力の深い、現実的な人だったのだと反省しきりです。。
本書はまた知識を与えるというスタンスではなく、読者に考えさせることを主眼においている
点にも非常な聡明さを感じとれます。
諭吉の魂が時を越えて迫ってくるものをビンビン感じとることができます。
時代を問わず読み継がれている理由が十分に納得できる良書です。



2.  とても良い Corybantさん 書き込み日: 2007年12月21日

岩波文庫は無理でした・・・。

 生まれたからには必ず読まなければいけない書物として藤原正彦さんの著書にあったので、「そうだよなぁ。これ読んでないと恥ずかしいよなぁ。」と50を越えた今になって読みました。岩波の明治古文版を購入しましたが、無理でした。意味が判らんとでしたわ(^^;。恥を忍んで改めて本書の現代語版を購入、内容を云々語っても己の無知を開示するだけのことですが、「天は人の上に〜」の意味が今になって始めて判りました。人間平等が主旨ではなかったんですねぇ、誤解してました。それが判っただけでも有り難かったです。恥を掻かずに死ねるというもんですわ。



3.  とても良い 天草の魚介類さん 書き込み日: 2004年09月29日

平成幕府に生きる庶民へ宛てた福沢諭吉先生のメッセージ

「天は人の上に人を造らず・・・・・」というあまりにも有名なフレーズはおそらく誰もが知っていることでしょう。でも”学問のすすめ”を読んだ事のある人は,全体の何%でしょうか.本書の題名からして,"勉強しなさい!”という説教じみた印象を受けます.ですから,私も知人にすすめられるまでは,翻訳本の存在を知りませんでした.平易な現代文に翻訳されており,とても読みやすい一冊でした。難解な表現はほとんどなく,初学者に向けた入門書という原著の配慮も感じられます。

実際,本書の内容は,新たな身分制度が与えられた明治の庶民に”勉強しなさ!”という強烈なメッセージなのですが,”なぜ勉強しなければいけないのか?”という読者の疑問を優しく解きほぐしてくれます.様々な説明は,基本的人権における平等性が普遍の真理として貫かれており,その切り口は秀逸です。

明治維新にかかれた本なのに,読み進むにつれて妙な親近感を覚えます。読み終わると,この本における“歴史的に卑屈な庶民”は,まさに“官僚支配下の平成庶民”であることに気づきます。本書の内容は,そのまま現代社会に投影する事ができ,国あるいは国民が何をなすべきかを示唆しているように思えます。学力低下,リストラ,腐敗した政府高官,テロリズムそして政府の私物化など,社会問題の根本原因に対する,福沢先生の卓越した見識を読み取ることができます。

この本では,国民と政府における基本ルールが示されており,福沢先生の国家論と捕らえるのが正しいのでしょう。皆さんも是非一読されて,国民と政府の関係を見つめなおして見ませんか。



4.  とても良い 練馬のよっちゃんさん 書き込み日: 2007年07月02日

いつも笑顔でいたい

我が家の躾の大方針は、

 いつも笑顔でいられる人間になる

ってことです。
ぼくも妻も率先して笑っています。

笑うためには心に余裕がないといけません。
心に余裕を生むためには努力も欠かせません。
経済的にも精神的にも肉体的にも健康、健全じゃないと笑顔は生まれないと思っています。
逆に、常に笑顔を心がけていれば、経済的にも精神的にも肉体的にも健康、健全になっていくんだと思います。

100年以上前に福沢諭吉先生もこう言っています。

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顔色や容貌を、いきいきと明るく見せることは、人間としての基本的なモラルである。
なぜなら人の顔色は、家の門口のようなものだからである。
広く人と交際して、自由につき合うには、門をひらき入口を清潔にし、客が入りやすくすることが大事である。
ところが、本心は人と交際を深めたいのに、顔色に意を用いず、ことさら渋い顔つきを示すのは、入り口にガイコツをぶら下げ、門前に棺桶を置いているようなものである。
これではだれが近づくか。(檜谷昭彦訳『学問のすすめ』三笠書房¥1300-、204p)
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人生山あり谷あり、晴れたり曇ったりです。
多少の嫌なこと大変なことはあるのが当然だし、嫌なこと大変なことを克服するから人間も磨かれる。
笑顔でいれば、多くの人が集まってきて協力もしてくれることでしょう。
困難を笑顔で乗り越えられるような、わが子達にはそんな人に育っていってほしいと願っています。



5.  とても良い 市川さん 書き込み日: 2004年08月30日

現在にも通じる教え

 本書では、明治初期という(欧米の列強に伍していくための国力をつけることが早急に求められている)時代を背景に、学問を学ぶ目的が明確に述べられている。福沢諭吉のいう学問とは世の中に役に立つ『実学』のことであるが、時代背景からは当然の意見であろう。

 本書で述べられている学問を学ぶ目的は、自立した個人としての生活を営む能力をつけ、さらに『世のため』と意識して勉強し仕事をし、先人から受け継いだ遺産に感謝し、文明の発展につくすことである。また、何が正しいか、何が価値のあるものかを判断する力をつけることでもある。

 今日、科学技術を利用するにあたり、科学技術だけでは解けない課題も多く存在する。例えば、エネルギー問題と原子力の安全神話、遺伝子操作と生命倫理など。また、政治経済の世界でも、ボーダーレスが進行し、インターネットの発達により、日常の購買行動も変わりつつある。

 このような21世紀においても、日本をリードしていく人材に求められるのは明治の初期と変わっていないと思う。つまり、個人として独立し、国民としての義務を果たし、正しい選択のできる知識と知恵と能力を持っている人材である。違うことがあるとすれば、明治時代の『実学』よりも、より多くのことを学ぶ必要があることであろう。

 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の言葉にあるように、人間には貴賎・貧富の差は無く、生まれながら平等である。日本をリードしていく人材になり得るか否かは、ただ学問を学んでいるか否かの違いだけである。



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