とても良い / 口コミ件数 : 19件
価格 : 1,890 円
この半年で30冊以上の中国に関する本を読んできましたが、ここまで丁寧でわかりやすく、かつ客観性を持った中国本はありませんでした。 中国が歩んできた歴史(特に近代史)と日本との関係が理解できるようになります。中国側で隠された真実も隣国日本ならではの情報で真実に迫ることができているように思います。 本書の内容を中国人の友達にも確認しましたが、真偽で言うと真実が述べられているようです。情報が錯綜する中国ですが、本書を読むことで、大枠の流れや重要な歴史事件などはひととおり理解できます。 数ヶ月に1度は読み返したい中国本!!入門書として必読です!!
中国の近代史を中心にして、現在の中国の有り様や、その行動の指針が分かる良書だと思います。 不透明に拡大する中国の軍事力が、どこに向けられるか、ある種の恐怖すら覚えます。 中国のこれから向かうとするところは、本書にて示唆されていると思います。 中国は現在国内には富裕層と貧困層の拡大といった問題もあり、それが、食料・製品の重金属混入・ホルモン剤の添加といった、安全性・品質の問題を国内外にまき散らしています。 また国外的には、その不安な食料・製品の輸出による信用の失墜、不透明な軍拡による他国からの不信感を植え付けています。 今後、中国がどの様に向かっていくか知る上で参考になる書でした。怖い国です。その国とどう付き合っていくか考えなければならないと思いました。
中国現代史というと、中華民国からはじまるのが普通で、孫文や国共合作は詳しくても、中国共産党支配以後は詳しく書かれていないのが一般的です。歴史の教科書も、戦後の記述は非常にあっさりしています。 本書は、2005年に起こった反日運動の疑問に端を発して、隣国中国を理解をすべく、現政権である中国共産党の歴史をひも解くものです。 大躍進運動や文化大革命などは言葉としては知っていても、その中味は意外に知らせていません。また、毛沢東の後継者として頭角を現した劉少奇や林彪は不自然な形で失脚し、トウ小平の後継者である胡耀邦や趙紫陽も無残にも表舞台から消されてしまいます。 このような中国共産党の歴史を真正面からわかりやすく解説しています。また、チベットや台湾や香港にも目を向け、一人っ子政策にも触れるなど、ジャーナリストの視野から多角的に中国を捉えています。 巻末に「もっと知りたい人のために」と題して参考書の紹介がのっており、こちらも参考になります。
昔から社会科が大嫌いで、地理も歴史も苦手なわたしです。当然ながら海外のことなんてまったく無知な状態でしたが、最近の中国国民による反日が気になり今回この本を手に取ってみました。 それがまた大変面白く、この社会科嫌いのわたしが最後の1ページまで途切れることなく一気に読みきってしまいました。一見するとボリュームのある本でそれほど図が多用されているようにも見えなかったのですが大変に読みやすく理解しやすいです。 勿論内容にも大満足で、反日の理由も良くわかりましたし中国の歴史も興味深く学ばせていただきました。日本の教科書もこんなふうに面白ければよかったのに、と心の底から思いました。 本当に良い本です。勉強嫌いな方にも是非お勧めです!!
『そうだったのか!』シリーズ第5作。北京五輪まで1年となり、あらためて中国には注目が集まります。 1作めの『そうだったのか!現代史』では、中国に関して、以下の3つが取り上げられました。 ・中国と台湾の対立 ・文化大革命 ・天安門事件 本作では、上記についての詳述に加え、中国現代史が分かりやすく説明されています。 主な内容は、 ・「反日」運動はどうして起きたのか(親日派は失脚?) ・「大躍進政策」で4000万人以上の国民が餓死 ・チベットの侵略(日本の報道は、北京支局を「人質」に取られている?) ・ソ連への憧れと反目(日米への接近は対ソ戦略から生まれた) ・「一人っ子政策」が生んだもの(戸籍に載っていない人口が1億人いる?) など。 執筆を思い立ってから2年をかけた力作です。本作も期待通りの内容でした。