とても良い / 口コミ件数 : 10件
価格 : 1,600 円
●「成功は洗濯機の中に」の題名と1600円の値段に比べると 4倍も5倍も情報が詰まっています。 P&Gについて書かれた本としては秀逸ではないでしょうか。 中小企業に出来ることではないなと感じてしまう部分もありますが、 これまでベールに包まれていた部分が見えて、 戦略面で参考になるところがたくさんあります。 ・「消費者はボス」という徹底した消費者市場主義、現場主義 ・アウトソーシングして、外部の知恵を内製化 ・手順を簡素化・統一化して情報を共有化 ・資源配分は選択と集中が基本 などです。 ●人材教育も如何に重要かということも分かります。 P&Gの場合は権限と責任をブランドマネジャーに与えて、 そこでの経験を積ませることで人を育てています。 中小企業の経営者としては権限を与えると言うことは勇気がいることと思いますが、 それが一番の人材教育だのだとP&Gの実績をみると納得します。 ●総体としてよくここまで調べたなと思う内容です。 事例もたくさん入っているので、中身の濃さに反比例して 分かりやすく書かれているというのが率直な感想です。 是非読んでみて欲しい一冊です。
消費者がボスを合言葉に、P&GラフリーCEOが2000年から業績を大きく回復させた経営改革は知っていたが、具体的な改革の中身を知るのは、この本が初めて。P&Gが本業を重視しながら、漸進的に変革を進めていった点が身近に感じられる。それと、消費者中心経営が本当に実施されている様子を知り、少し感動した。これまで遠く感じていたP&Gのマーケティングとイノベーションのベストプラクティスの中身が、身近に感じられて、元気付けられる。 日本企業でも、資生堂がこのP&G改革を受け入れて、経営改革を進めていることが書かれているので、画期的なP&G改革は国内企業でも導入できると分かり、現実味を感じながら読め通せる。
日本企業の意思決定が60歳を過ぎた重役に委ねられている現実を批判し、同質化の対極にある現地の人、女性を積極的に幹部に登用しているP&Gの状況が紹介されていた。日本企業も製品開発の前に、まずは異種雇用を進めないと世界で勝負できないということが理解できた。現実を直視しながら日本企業にも発展のヒントを提示していると感じた。従って、社員の同質化の度合いが強い企業に勤めている人は是非この本を読んでみるべきと感じた。消費者の心を理解できる人を育成することの重要性も理解できた(例えとして、携帯電話の開発=消費者が使わない機能を次々と付与する無駄が紹介されていた)。
長年 マーケティングに携わってきたが 消費者中心に考える経営をやって成功している P&Gの実態をよんで 感銘を受けた。マーケティングをする時 どの方向をむくのか 何から着手するのか 悩む場面が多いが そんな方には必読書でしょう 絵空事ではなく 実際の事例も多く書かれているので 実践の教科書としても 大変 参考になる。 日本のこともたくさん書かれているので 身近に感じることができる。
P&Gの好業績の秘密が大変わかりやすく事例も豊富にありよくまとまっていた。経営者ならびに経営を勉強している方に是非呼んでもらいたい本である。特に次の3つの点が素晴らしい。ITをアウトソーシングしただけでなく、人事まで外部リソースにアウトソーシングしたことは正にイノベーションの先端を行っている。大会社の舵取りは大変むずかしいがラフリーCEOは信条を繰り返し発信・実行し続けていることが成功要因になったと思う。消費者はボスということをお題目だけでなくラフリーはじめ経営陣・マネジャーが極めて親身になって実践していることが強みとなっている。読んでみて感動を得た本である。