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ファシリテーター型リーダーの時代

ファシリテーター型リーダーの時代

良い / 口コミ件数 : 11


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クチコミReview一覧
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1.  とても良い mayayaさん 書き込み日: 2005年05月24日

ファシリテーションの「型」を学ぶ

本書を他のファシリテーション本(特に翻訳本以外のもの)と比較すると、面白い特徴に気づく。それは「論理的思考」とか「議論を構造化する」とかいわゆる「思考力」についての記述がほとんどないことだ。

これだけ言うと、ハウツー本のように感じられるが、そこまで浅はかな本ではない。本書が目指したのは、誰でもこの本の通りにすれば一定レベルのファシリテーションを実現できる、いわゆるファシリテーションの「型」を説明したものではないだろうか。

もちろん、本書で紹介された内容をそっくりそのまま実行すれば完璧なファシリテーションができるわけではないし、完璧なファシリテーションを行うための記述を本書で求めても無理である。それは自分で磨き上げるものだろう。

そのように捉える(割り切る)と本書は有効である。類書が思考力の必要性を唱え、解説をしていながらいまいち中途半端(悪く言えばお粗末)な記述しかないのに比べると、実用性という意味ではかなり高い水準にあるのではないだろうか。

ということで、星は五つです。



2.  とても良い kajiyamaさん 書き込み日: 2002年12月02日

会議に対する新しい考え方

コーチングが個人の力を自らパワーアップさせるものだとすると、ファシリテーションはチームの自らパワーアップを目指すものだと聞いたことがあり、以前から興味を持っていたところ、本屋で目にとまり、すぐに購入しました。

会議の運営に関するノウハウ的な本はこれまでもありましたが、リーダーシップという観点から論理的にとらえられているという点で、画期的な内容だと思います。



3.  とても良い a-saitoさん 書き込み日: 2004年05月18日

実務に役立つ、はず。

〜会議の生産性が低くて辟易したことのある人は多いだろう。私もそんなひとりだ。
会議の仕方を習ったことなんてないという人も多いだろう。私もだ。
声の大きい人の意見ばかり通ると不満をもつ人も多いだろう。私もだ。
会議のやり方についての会議で終わってしまった経験・・・、もういいか。
〜〜
いま、地域のまちづくりでは、ファシリテーターという言葉は先行するが、実際にどんな
作業やどんなやり方があるか、よくわからなかった。
テーマや出席者の数と属性、議題の進み方などなど、会議のシチュエーションによって、
応用の利く具体的な実例と適用方法、が書かれているが、一つの方法に固執することもない、と述べられている。
〜〜
ファシリテーターは、自分の考えを持っていても、出席者の意見を引き出し、集団意志決定を司る技能をもった人だ。
多様な価値観をまとめざるを得ない、地域の諸問題を住民参加によって解決しなければならないときに、重宝する。〜



4.  とても良い nyさん 書き込み日: 2005年07月15日

原書も注文

 ファシリテーションの適応範囲を難易度が高い順に?会議?チーム?組織に分け、本書はそのうちの?の部分について記述されている。 最も基本となる部分について、実践で適応させる具体的な手法を解説している。理論はしっかりしており精緻であるが、理論的な解説をしているわけではない。 訳書なのだが、文章は翻訳とは感じさせないほどこなれている。なんだか、とてもうまく会議をリードできそうな気にさせる。 とても気に入ったので、??のレベルも書かれている原書を注文した。



5.  良い 宇都出マサさん 書き込み日: 2002年12月02日

さらなる会議革命のための手法とツール。コーチングにもつながります!

最近、「会議革命」という本が出たり、マネジメントコーチを名乗る人たち
が雑誌に「デキル会議の秘テクニック」といった記事が掲載されたりしてい
た。そろそろ来るなと思っていたら、本格的なファシリテーションの本が翻
訳されて出版されていました。

この本でファシリテーターの定義は「中立的な立場でチームのプロセスを

管理し、チームワークを引き出し、その成果が最大となるよう支援する人物」
とあります。これって、チーム全体をコーチングするコーチとしてもとらえ
られないでしょうか? そんな視点を持って、本書を読むといろいろとコーチ
ングを行う上で参考になることがあります。

第2部は「ファシリテーションの基本スキル」となっていて、5つの技法が

取り上げられています。
   1)質問・発言・要約の技法−何をいうか
   2)話を聞く・表情・動作の技法−何をするのか
   3)記録をとる技法−フリップチャートを利用する
   4)グループを読み取る技法−調整能力を身につける
   5)コンセンサスを構築する技法−意志決定の基本プロセス

1)、2)などはもろにコーチングの技法と重なるところですね。3)に
関しては、コーチングにとって面白い視点かもしれません。確か、コーアク
ティブ・コーチングのフルフィル・コーチングかバランス・コーチングでフリップチャートを使う場面がありましたが、普段はほとんど使いません。

電話が主な手段であるコーチングでは難しいかもしれませんが、記録をとる
というのが取り入れられてもいいと思います。

また、フリップチャートなどを使うことで、「考えない」で「好奇心」でも
述べた、コーチの問題との分離・区別化が行いやすくなります。また、クライ
アント自身が抱える問題とクライアント自身との分離・区別化に使うこともで

きます。
第3部では「ファシリテーターの手法とツール」ということで、たくさんのツ
ールや手法が紹介されています。例えば、QC活動などでおなじみの特性要因
図や親和図も紹介されています。また、多重投票法や意志決定マトリクスなど
の意志決定手法も数多く説明されています。このような、ツールを使うことで

コーチングの可能性が広がるかもしれません。

技法に戻りますが、4)、5)はグループならではの技法なので、個人を扱う
コーチングとは関係ないように思えます。しかし、個人も複数のアイデンティ
ティから成っていると考えるととても参考になります。実際、コーチングでは
「グレムリン」と呼ばれる、変化を忌み嫌う内なる声が出てくることがありま

す。このようなグレムリンをどう扱うかのヒントにもなりますし、コーチとし
てより柔軟に対応できる可能性が広がります。

会議のファシリテーションは1対N(個人)のコーチングととらえることも
できます。また、1対1(チーム)のコーチングととらえることもできます。
どちらにせよ、コーチングの腕をさらに活用し、そして磨いていくために、

積極的にファシリテーターとなっていくことは重要だと思います。

コーチの方にお勧めの1冊です。



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