とても良い / 口コミ件数 : 21件
価格 : 2,100 円
〜同書は今回で3度目の読書になるが、3度目にして漸くこの本が手放せなくなった。著者はこの本を30代の前半で書いたと言っているが驚きである。私のような凡人と比較すること自体がそもそも間違っているのであろうが、この本が伝えようとしているメッセージは、一般の人が30年で経験した以上のものがあると感じる。この本がなによりすばらしいのは、世にある経営〜〜理論と言われるものを、著者自身の着眼点から著者自身の言葉で伝えようとしているからだろう。企業経営という枠組みから飛び出し、旅行や散髪といった日常的な問題意識から出発し、一般的に陥りやすい誤った思考プロセスを様々な視点から検証し、考え方の正しい筋道を解き明かしてくれる。確かに読み進むにつれて難易度は高くなり、読みこなすにはある程度の〜〜知識とセンスが必要である。しかし、なぜ、働いても給与があがらないのか、なぜ、上司は無茶なことばかりいうのか、なぜ、無駄だと分かっていて得意先に出向くのか?我々はこうした日常の問題意識を「所詮サラリーマンだから」という言葉でごまかしていないだろうか。この本は、まさにこのような日常的な問題意識に対する回答を我々にだしているのだ。我々は〜〜ニンジンを追いかける馬ではない。「考える個人」である。この本の読書のコツは、ここに書かれている内容がどれだけ自分の「身近な問題意識」とオーバラップできるかにあると思う。3度目の読書が終わった今、新しい発見を期待して4度目にチャレンジしたいと考えている。私はしがないサラリーマンであるが、この本を読み込むことで、著者の足下にでも近づけられ〜〜ればいいな、と期待している。そして、明日の仕事に少しでも役に立てられればな、と考えているのである。〜
1975年に出版された本書は今読んでも内容的に古さを感じさせない。それどころか、この本を読めば、今巷に溢れている戦略関係の書籍の数々が、この本の足元にも及ばない駄本であることがわかるだろう。
内容は戦略思考についてであり、図表やフレームワークも結構出てくる。しかし、単なるマニュアル本ではなく、図表やチャートを表面的に真似ようとしているうちは、本書を消化できていないのではないだろうか?何度も読んで、目の前にある自分の課題を自分で考える。その繰り返しで漸く本書を「読んだ」といえるのかもしれない。駄本100冊読むなら、本書をぜひ「読んで」みてはいかがだろうか。
この本が25年以上も前に書かれたとは驚きだ。現在店頭に出回っている多くの経営に関する本の内容を既に網羅している。経営のみに限らず、多くの分野における知識と洞察力にも感心するばかりだ。新しい本に惑わされず、ぜひこの本を最初に読んでください。
この本はマニュアル本ではない。よって、マニュアル的に読んでみるうちは得るところが少ないのではないか。しかし、その背後に流れているスタンス、ロジックを感じ取るように読者自身が問いかけていくと、その問いに対して答えを返してくれるような本だと最近思うようになりました。 この本の真骨頂は、下記の点について学びがあるという点だと思います。 1)なぜ、なぜ、なぜと与えられたテーマに対して自分なりに質問を考え、その考えを整理しながら、大前氏の思考法との違いを比較する時、大きな発見があるということ。 2)主張を構成する最下部のセンテンスにおいても、事実ベースでの証明(証拠)があること、必要なことがよく分かること。 3)この本の中で事例ですべて書かれているチャートは、リサーチを行う前の”仮説”であり、原因発見の論証のプロセスを仮説ベースで作ることの重要性を説いていること。 何度も何度も、するめのように、読み返し、噛み砕くとじわりじわりと、学びを得ると感じています。 1については、「質問する力」が、2については、「実戦!問題解決法 」が、1〜3全体については、「考える技術」が参考になります。 このように理解しながら、大前氏の主張をこまめに分析してみると、いろいろと大きな学びがあると思います。
経営分析の手法は非常にいい加減な物だと漠然と思ってました。しかし、本書を読んでこの様な考えを改めました。本書に、経営分析と戦略立案の考え方が具体的な例と共に明快に書かれてます。適確な経営分析と戦略立案が企業経営に多大な影響を与えられることが初めて分かりました。本書は70年代に書かれましたが、エッセンスは現在でも吸収するべき内容です。本書を読んで、目から鱗が何枚も落ちたのは私だけではないようです。