良い / 口コミ件数 : 36件
価格 : 1,365 円
「なぜ大半の日本人(庶民)の生活は厳しくなる一方で改善しないのか?」 「なぜ一昔前のアメリカとアメリカ人はあれほどかっこよく見えたのか?」 「なぜ大日本帝国はあれほど破滅的な最期を迎えたのか?」 そういった不思議を独自の切り口からズバリ解説する面白い本です。 タイトルの通り、表面的には支配や収奪にフォーカスされていますが、 実質的な内容は大変ユニークな(そして、建前抜きの真実に近い)視点から 描いた世界構造の解説です。 「自分が生きているこの世界は、(建前抜きで)どういう仕組みなのか・・・?」 もちろんその答えは百人百様でしょうが、著者の主張は飛びぬけて素晴らしく 一読に値します。 陰謀論好きな方はもちろんの事、知的好奇心のある方全般にお勧めできます。
確かにそのとおりなんだよな、と納得させられる一冊。 ワインの味なんてわかるわけがないのに、高いから「うまい」と思い込んでいるだけ。「うまい」から高いわけではないのだ。 ワールドカップではスポーツブランドのシャツが売れるが、少し考えてみれば値段もべらぼうに高い。冷静に考えればただの布ですぜ。 会社の組織も宗教団体も狭いコミュニティーで社長、教祖を頂点に肩書きを競わされている。 すべてのイベントや価値観、常識は支配者側にとって本当にシステマティックによくできていることに気づく。 思い出してみれば受けてきた義務教育もフルメタルジャケットで行われていたような権威に従順に生きていくように洗脳されていた期間だったと思う。 いままで「欲しい」、「夢」と思っていたことはすべて支配者側に利益になるようにできていることに気づくと、すべてがむなしくなってくる気もします。 この本に出会えたことによって、洗脳を解くということは今までの自分の価値観、人生を否定することにもなりえます。 確かにつらくもあるのですが、それを受け入れてから、支配者の意思から抜け出た自分にとって本当の人生の幸せを真剣に考えるようになると思うのです。 苦いかもしれませんが、一読の価値はありますよ。
これまでにも苫米地本を読んだことがある人に向けて、過去作との関連性を念頭にレビューを書いてみます。本書では、他の方のレビューにもあるとおり、私たちの社会を裏打ちしている途方もないスケールの支配構造を経済的側面からあぶり出しています。そして本書の一番のテーマは、――抽象思考の徹底により「設計者」の意志を超え、自由を獲得せよ。――といったところだと思われます。それが本書の場合だと、具体的には「設計者」=「全世界の95%の富を独占する者たち」であり、「意志」=「資本主義による支配」だったりするわけです。ちなみにこの「設計者」に「神」や「宇宙」をあてはめれば、これまでの苫米地氏の著作に連なるテーマとなることは、過去にも苫米地本を読んだことがある人ならピンとくるはずです。その意味では苫米地氏の変奏曲です。でも大変に読み応えがあります。相変わらず俗っぽいネタも散見されますし(笑)読み手次第でいくらでも情報を引き出せる内容です。それにしても、よくここまで色々と「それ不自然じゃない?」と気付けるものです。苫米地氏は。
サブプライムローン問題で多額の損失を出したシティグループやメリルリンチのCEOがどうして多額の退職金をもらえるのかなど、マスコミの情報では全く分からない事情が詳らかにされている。 普段目にする経済的な成功というのは、実際には真の支配層が作った仮想のリアリティの中での些末なものであり、しかもより働かせるための餌に過ぎない。 マスコミをはじめ、この国の仕組みが支配層にのみ都合がいいように作られている。 この奴隷状態から脱出するためのヒントも述べられているが、搾取の仕組みがあまりに広く、巧妙に行き渡っているため、これから逃れるのは難しように見える。
普段わたしたちが目にし意識する日常の世界や、メディアを通してつたわってくる各種情報は、現実社会のほんの断片でしかないですが、それらは意識的に操作されており、この現実世界を支配し一般民を奴隷のようにコントロールしよう、利用しようとしている一握りの人々が世界にはいることを気づかせてくれる本です。そういうと「すべてを支配しコントロールできる力は存在しない」と切り捨ててしまう人は多いとおもいますが、そういう意味ではありません。 人間世界が人の営みで成り立っており、人々の集まりが地域や国や民族などの集団を構成しているという事実は、逆にいえば同じグループに属する人々は「自分たちに有利な世界になるよう望みながら生きている」ことも現実としてあります。また望む世界を築いた人々は、既得した利権や力を使ってさらに自分たちを守り利する発想で動くものです。これも多くの人々がもつ、潜在的な本能の1つかもしれません。 この本は彼の他の本同様に、彼独自の突拍子もない発想による表現や、裏付けがあるのかどうかもわからない展開が多くでてきますが、それらをさっ引いて読んだとしても、この世界には自分を「保する」「利する」「他と差別する」意識をもった人々が常に存在し、彼らは自分に有利な世界を作ろうとしていることを、改めて気づかせてくれる1冊です。