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この原稿から、日興コーディアルの粉飾が表沙汰となり、中央青山監査法人の解散につながったのだからすごい。 著者がいうには、会計の実務と論理をおさめれば決算書の粉飾を見抜くことなどたやすいという趣旨のことを書いておられるが、数字のエキスパートにだけできる技であろう。 決算書の数字だけでその背後にある企業のストーリーを僕たちも持ちたいものだ。 検察は、この人と裁判をしている場合ではない。この人を内部に迎え入れ、悪い奴らを摘発するべきだと思う。
流石プロです。続々と続編出版おめでとうございます。平成20年5月22日、国訴訟勝訴しました。細野先生も頑張って下さい。元(株)キャッツTCO事業本部技術部長、「私は薬に殺される」(幻冬舎)著者福田実
マニアックかつ高度な会計知識を身につけたい方にぴったりの著書です。 会計を勉強しているだけの方は読まない方がよいと思います。 かなり専門的な知識を事前にお持ちでないと、混乱するだけではないでしょうか。
2006年から2007年にかけて話題となり、当事者日興コーディアルが上場廃止の瀬戸際に追い込まれた大規模粉飾決算。これを最初に告発した著者のレポートをまとめたもの。日興のほかに日本航空、ライブドア、NOVAの粉飾決算事例がわかりやすく解説されている。 企業が隠蔽した粉飾決算を公開された財務諸表から暴いていくプロセスは、まるで推理小説を読むかのよう。著者の当該企業と粉飾の手助けをした監査法人に対する強気の語り口も小気味よい。 「本件は元中央青山監査法人の上層部がずっぽりと関与している組織的犯罪なのである」 「日本航空は平成19年3月末時点において、その企業継続の前提に重大な疑義(ゴーイング・コンサーン)がある」 「この(NOVAの)ビジネスモデルは上場段階で既に破綻していたのである」 などなど。 特に日興コーディアルの粉飾決算に果たしただろう中央青山監査法人の役割を克明に記し、事実その通りだったところは圧巻。結果日本の4大監査法人の一翼を占めていた中央青山監査法人は、あえなく清算に追い込まれる。 無機質に思える企業会計も、こんな風なエンタテイメントとして仕上がる、というのが面白い。多少なりとも会計知識があったほうがより楽しめるはず。
同じ公認会計士として一言。この本を公認会計士以外の方が読む際は注意してください。時系列にしたがって、作者の手記が記載されているため、あくまで情報は過去において作者が検討したものとなっています。現状の会計処理や、その後明らかになった粉飾事実とは異なる内容も散見されます。また、記載内容はあくまで作者独自の分析によるものであり、事実ではありません。同業者として本に記載されている会社の情報は関与していた方から聞いたり、自分も関わったりしましたが、作者の分析内容とは異なる事実も多いと思います。それらについてのコメントがなく、一方的に作者が正しいかのような表現があり、??と思う点も多かったです。