 |
グーグル礼賛本・・じゃなかった、恐るべき近未来の予言の書 |
前半までは、グーグル登場以前とグーグル登場後
の、検索ビジネスとネットビジネスの覇権をめぐる、大変
興味深い、今日の隆盛に至った歴史が、細かに取材されています。
歴史を飾ったなつかしくも、消えていった数々の米国企業。
そして、本書の真骨頂は、後半です。ここまで時代の寵児となった
グーグルをはじめとする、「この世の過去、現在のデジタル情報
を検索する」という仕組みは、どのような発展、変貌を遂げ、
われわれの世界観、日常生活、個人に、どのような変革をもたらす
のか?
検索とは、単なる検索ではない。そこには、検索の仕組みを提供
しているひとつの私企業の意思を持ち込むことが可能になっている。
これを、グーグルの影に消えていった個人商店やネット上で
ささやかに商売をしていった人たちにいかに影響を与えたのか。
世界中のコンテンツをデジタル化し、検索可能にし、トラッキング
情報を集め、それを、商売などの目的に利用する時、「情報」を
支配するものは誰か?その社会はどんな社会なのか?
そして、悪意あるデジタル社会になるのか、すばらしく便利な社会
になるのか?その行方を占うために、現在進行中の技術の先端シーン
も取材し紹介しています。
今後のデジタル社会をしっかりと見据えるために、現代人必読
の一冊です。技術的に難解なところは読み飛ばしても大丈夫です。 |
 |