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さまざまな状況に応じた基本的なことが実例をもって示されています |
「所詮は、結果が出てからの後追いの解釈ではないか」という感想は、戦略を語るどのような本に対しても投げかけられるもののひとつです。確かに、現実が進行している最中には自らが行われている状況を100%理解することはできず、後からみたら間抜けな行動に思われる失態をおかしてしまう場合もあるでしょう。それを後の時代から笑うのは簡単です。 本書にでてくる多くの事例のうちのいくつかは、まさに私自身が同時代で”進行中”のドラマを体験したものであり、そのころ自分にはその市場の行く末がどうなっていくか想像できなかったことを思い出さざるを得ませんでした。ただ、折り重なる失敗から学ぶ比率のわずかな差こそが、後の時代の勝者と敗者をわける鍵ではないでしょうか。さまざまな状況に応じて基本的な知見を整理し、それを複数の事例で裏打ちした本書を通読することは、そのわずかな差に貢献できると思いました。 今回は、現在私が取り組んでいる仕事に、差別化戦略を語った第7章から吸収できたことが一番役立つように思いましたが、違う状況であれば、また別の章が役立つでしょう。実務的な本としてタイムリーに活用するには、教育の場等で一度は一通り理解しておくことが結果的には早道かもしれません。 |
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