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破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営

破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営

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1.  とても良い laksaさん 書き込み日: 2004年08月27日

サウスウエストの「成功」とは

サウスウエスト航空といえば、低運賃、自由席、機内食なし、ユーモアあふれるサービスが有名だ。特に、荷物棚にアテンダントが入っている写真などは、「ふざけすぎ」と感じる人もいるかもしれない。だが、この本を読むと、それらが表層的なものではなく、企業全体が持つ価値観に深く根ざしていることが分かる。

サウスウエスト航空の従業員は、「良識」に基づいた実践をすれば、会社は必ず支援してくれるということを知っているという。この「良識」の定義は難しいが、CEOのコリーン・バレットはこのような例を挙げる:定時運行を決意し、どんなことがあっても飛行機を止めないと宣言した場合。搭乗口のドアをさっさと閉めることは結構だが、こちらに向かってくる車椅子の乗客をロビーで4時間待たせるのは良識とは言えない」と。 実際、本書で紹介されている実例には、従業員が自分の判断で、敢えて規則を破りながらも全体のロスを抑えようとするチームワークが何件も書かれている。

サウスウエスト航空の低運賃のおかげで、顧客は夢にも思わなかったことを実現できた。デトロイト在住の医学生が毎週シカゴ大の講義に出席できたり(しかも講義時間に合わせてダイヤを変えたという)、離婚した親が子どもに会えたり、必要な治療を受けられるようになったり、家族連れの休暇旅行が可能になったり…。 サウスウエスト航空の成功とは、自社の提供するサービスによって、どこまで他者(=顧客)を幸せにできるか、だ。自分が気にかけられている、幸せであると感じられるからこそ、従業員は自分の判断と良識を持って行動することができる。

とても読みやすい本でもある。お勧めしたい。



2.  とても良い 0084230さん 書き込み日: 2004年02月01日

本当に破天荒ですが、素晴らしいビジネス書です。

アメリカの優良企業のSWエアラインが創業以来取組んできたことが客観的にまとめられている。業種、業界を問わず、企業経営に活用できる具体的手法、考え方が鏤められています。

「アメリカ企業は能力主義で、社員に愛情がない」という誤解が見事に覆されます。実際にSWエアラインに乗ってみると、日本の航空会社にない雰囲気、チェックイン時の合理性、服装など大変勉強になります。本書に出てくる
アメリカ企業を題材にした成功企業本の中でも、体系的なまとめ方は見事の一言。

優秀な企業は、優秀なトップのお客様、社員への愛情の深さで決まることを再確認できます。



3.  とても良い 斉藤師位さん 書き込み日: 2000年11月12日

サウスウエストをもっと知りたい方へ

規制緩和後、タケノコのように生まれた新規参入の航空会社で唯一現存する旅客航空会社、サウスウエスト航空の成功物語。設立の経緯、同社の社風や、社員、顧客の声まで書かれており、同社を研究するには最適な一冊。様々な困難を乗り越えて成長する過程は読んでいて非常に興奮する。



4.  とても良い 実践者aさん 書き込み日: 2006年07月11日

日本的経営礼賛に一石を投じる本

「米国企業は株主主権、日本企業は従業員主権」などという薄っぺらな
固定観念が、粉々に砕け散る本だ。読んでいて小躍りしたくなった。

口では社員重視を唱えながら社員を過労死させている経営者に対し、
疑問と胡散臭さを感じている全ての人に薦めたい。

SW航空の経営スタイルは、日本企業から見ればまさに「破天荒」だろう。
本物の従業員主権を実現させるには、
岩のような意志とコンピュータのような頭脳と菩薩のような度量が
経営者には必要である、ということを痛感させられた。
ついでに、何でも面白がる子供のような心も。

経営責任回避の口実として従業員主権を唱えるような三流経営者とは、
器のサイズがケタ違いなのだろう。

ずっと手許に置いて、じっくり何度も読み返したい本である。
(そもそも、一気読みするにはブ厚すぎる)

このところ、著名な若手経営者の逮捕が相次ぎ、彼らが株主主権を前面に
押し出していたことから、(彼らは日本人であったにもかかわらず)
米国型の経営手法を糾弾し、古い日本式を礼賛する声が強くなっているが、
そういう考えを持つ人にこそ必読の一冊なのかもしれない。



5.  とても良い カスタマーさん 書き込み日: 2004年06月24日

賞賛に値する企業

バミューダショーツをはいての面接や、荷物キャビンから顔をのぞかせるフライトアテンダントという口絵写真を見て、おふざけがすぎるのでは・・・と眉をひそめたくなったが、読んでみると、「シェアよりも利益重視」「短距離路線に焦点を当てる」「ハブ空港方式をとらない」「混雑回避」「格安料金・高サービス」「機種を絞る」など、至極真っ当な発想で、(現在ビジネスホテルなどにも見られるが)逆に図体の大きい航空会社からは出ない発想であったのだろうと感じる。チケット代わりにレシートに「これはチケットです」と太い赤字で書いたらいい、とか、ユーモアたっぷりの機内放送というエピソードには笑ってしまった。面接において、「ユーモア」について聞かれるということにははっとさせられる。本当にspontaneusでやる気のある社員、顧客からの礼状には感動する。本書は96年刊行だが、9.11後でも、「唯一サウスウェスト航空のみ9.11後一度も運行スケジュールを削減せず、またアラスカ航空とともに人員削減を一切行っていない。10月3日サウスウェスト航空は、来年1月11日までフルスケジュールで運行し、一切の人員削減は行わず、逆に惨事以前からオーバーワークとなっていた乗務員のために新たな雇用を実施する可能性がある」ということだそうだ。賞賛に値する。



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