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スピード経営の重要性を提起しているが、ここでの真骨頂は、ERP導入についての議論である。まさしく、ERPの導入が、どう意味をもつのか、つまり単に、業務パッケージを導入するだけではないことが、この本で明らかにされている。とりわけ、日次決算こそ、これからの企業のテーマであり、それをサポートすることが、ERPのこれからの意義なのだと伝わってくる。
「戦略経理マネジメント」とともに,会計コンサル必須です.具体的なソルーションとプラクティスが書いてあり,とても勉強になります.何度も読み返す価値がある本です.
スピード経営にはタイムリーな会計情報の提供が必須で、必然的にスピード決算が必要になりますが、これは単に四半期開示の必要性といった会計部門の話だけではなく、全社的な業務改善という観点からも実践が必要であるということが書かれています。さすがコンサル・ファームだけあって、詳細かつ具体的な記述は実務に対する目配りも十分なのだが、何処か勿体ぶった言いっぷりは商売の色気からなのか? とにかく、なかなか決算の早期化が実現できないとお悩みの方は必読です。
国際会計基準への対応を急ぐ日本の会計制度改革への対応を、具体的かつ網羅的にまとめたビジネス書である。制度会計への対応を盲目的に述べている著書が多い中、管理会計を含めた対応を詳述しているところに価値がある。制度会計と管理会計はそもそも唯一不可分のデータから導かれるものであり、スピード決算のアウトプットとしての重要度は変わらない。データソースを一つのインスタンスに集中させ、利害関係者の全てで共有できる基盤があってこそ、スピード決算の成果は生きてくる。そのような観点からERPシステムの価値を説いている点にも賛同できる。あらゆる組織のマネージャが一読すべき内容だと思う。