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イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)

とても良い / 口コミ件数 : 58


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1.  とても良い 五島列島さん 書き込み日: 2007年10月09日

参考になりました

全3部作を読みました。自信家の技術屋が読み物として読むだけであれば退屈な本でしょうが
事業を立ち上げ、攻める側に立っている人にとっては大変参考になるでしょう。イノベーションは遂行されなければ社会に価値を問うことも、生活者が抱えている問題も解決することもできません。業界内に存在するルールは自然発生的に、実績ある企業が取り決めている場合が多く、ルール自体も破壊しなければ、深刻な諸問題が解決できないケースが確実に存在しています。実践することが前提でなければ、ただの退屈な理屈になってしまいます。現在の企業の研究所も同様の状況と推測されます。



2.  とても良い とろやんさん 書き込み日: 2007年08月27日

IT業界では日常茶飯事

HDDやパワーショベル、デパート業界での新規参入と古参の移り変わりの事例を元に、顧客のニーズを超えすぎてしまう高性能製品の行く末と、新たに別の土俵から登ってくるシンプルな製品(と企業)の世代交代についてまとめられています。

2007年の身近な事例を挙げるとすると、Windows VistaとGoogleのサービス、SONYのPLAYSTATION3と任天堂のDS、次世代DVD(両陣営)とネット動画配信事業 あたりが良い例でしょうか。

あと、似たようなパターンの例を繰り返し提示ながら主張を述べるのは、アメリカの論文の基本です。少し冗長に感じられるかもしれませんが、我慢しましょう。



3.  とても良い ma-riさん 書き込み日: 2008年04月06日

必読です

一言でいうなれば「必読」これしかありません。
基本的に良書に当たるケースが多いですが、これもまた良書の一つです。

「優良企業がなぜ失敗するのか?」

というインパクトの大きな冒頭から始まり、IBM,HP,DECのディスクドライブ事業を事例に取り、3Cの自社、競合、市場をイノベーションという切り口から、分析しています。

市場に対して、持続的イノベーション、破壊的イノベーションを展開するケースがありますが、この際のオプションとして、過去の事例を引っ張りつつ、論理がブレないまま議論がなされています。

また、技術革新による、競合、市場に対する戦略オプションの特定について、細かく議論されているのは当然ですが、
一部人的資源の話についてもふれられています。
マッキンゼーカンパニーには、年間にMBAホルダーの新入社員がかなりの数で採用されますが、同じように年間で同じくらいの数の者が辞めます。しかしながら、マッキンゼーは優良企業として生き残っています。
ここは、ヒトが会社を創ります。という言葉はあるけれど、会社にヒトがいなければ成り立ちません。は成立しないということになります。ヒトで仕事をするのではなく、会社でプロセス通りに仕事をする⇒ノウハウは会社に残す。

このグッドサイクル見ることで、企業が優良企業である続けるための施策みたいなものもうっすら見えました。



4.  とても良い oaktreeさん 書き込み日: 2003年03月21日

ビジネスマンの必読本

2年前に米国のビジネススクールに留学していたときには、この本の話題で持ちきりでした。どうして優秀な経営者が経営しているにもかかわらず、大企業が新市場参入に失敗するのかをデータを用いてアカデミックに、しかもわかりやすく説明しています。

当時、米企業を訪問すると、どの経営者もこの本を読んでおり、話が通じたことが驚きでした。日本の大企業の経営者の何人がこの本を読んでいるのでしょう。
日米の企業の業績逆転の原因はこの辺りにあるのかもしれません。やや古くなりましたが、今でもビジネスマン必読の本だと思います。



5.  とても良い まさきーさん 書き込み日: 2002年11月13日

ジレンマを経験している組織は多いのでは?

技術革新を極め、会社として発展し続け、そのため設備投資や人員の増加を推し進めてきた。
そして気がつけば既存のレールから降りられなくなっている。
そんなジレンマに追い込まれる前に何ができるかを述べている本です。

本書は、そんなジレンマに陥ってはいけませんよ、と警告するだけではなく、なぜジレンマに陥るのかというプロセスを説明し、プロセスを解明することで浮かび上がる対応策を紹介しています。

本書で使われる用語、「破壊的イノベーション」という市場を変化させるような新しいアイデアは、後発企業が開発する以前にジレンマに陥る企業がすでにその芽を出している可能性があると述べています。
しかし、新しいアイデアの発案当初は同意してくれる人は少いでしょうし、同時に既存の収益構造を脅かす可能性が高いため受け入れられないのです。

したがって、新しいアイデアを認めることができる環境を企業内に構築すべきであり、そのためには同一組織で異なる収益構造の事業を運営せずに収益構造に応じた事業運営を行うべきという主張には同感できるものがありました。重厚ですが読み応えのある本でした。



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