良い / 口コミ件数 : 10件
価格 : 1,995 円
ダヴィンチ・コード様々、という思いで繙きました。この値段で、しかも、この内容。実に豊富です。味わいも深いです。デイバー教授が、イエスが歩んだという道を、実際に自分の足で歩いて見る姿、読みながら思いの中で彷彿とし、感動しました。 また、十字架一つとっても、手のひらに釘を打ち込んだと、勝手に想像していますが、ゴルゴタの丘の下から発掘された骨の写真は、胸に迫ってくるものがあります。皮膚が破れ落ちないように、骨に釘付けしていくのですね。こういう類の写真自体、文献として日本には紹介されていないのではないかなと思います。 聖書考古学の成果を生かして、実際の聖書に向き合っていく。これが21世紀はもっと進むでしょう。ダヴィンチ・コードは、単なるフィクションですので、物語性の面白さ、奇抜さに夢中になりましたが、イエスの王朝は、聖書学に於いても、キチンとした方向性を持っているものですので、心を躍らせる思いで、夢中になって読みました。労作に感謝しています。そして、何より、日本語でこの内容を読めることに感激です。神学校で教鞭と取るものとして、早速紹介して、神学生、教授にお勧めしているところです。有り難うございました。
イエス・キリスト。神であれ救世主であれ、はたまた紀元一世紀に生きた一人の貧しいユダヤ人であれ、人類史上、この男がもっとも大きな影響をおよぼした存在であることに異論をはさむ者はいないだろう。そのイエス・キリストの生涯を考古学者・聖書学者であるジェイムズ・D・テイバーが解明する。古代の文献や物証をひとつひとつ当たっていくその態度は誠実で、緻密だ。 とくに、イエスの生涯最後の数年間については、比較検討できる文献が多く残っているため、論拠が明快で、著者の主張や推論を読みながら興奮が抑えられなかった。事実と推論がきっちりと分けられているのも説得力がある。また、推論が含まれていても、最後の晩餐について、イエスの埋葬について、その後の原始キリスト教の発展など、当時の社会背景をよく伝えながら、精緻に組み立てられていく理論には、膝を打つことまちがいなしだ!
いやあすばらしい本です。イエスが生まれてから、十字架にかけられるまでの人生、それにその後のキリスト教の流れがよくわかる。時代背景も克明に描かれています。これまで見たいろいろなイエス関連の映画をあらためて見たくなりました。またちがう観点から見られそうです。翻訳もすごく読みやすい。
「ダ・ヴィンチ・コード」を読んで、実在した人間としてのイエスへの興味が強くなり本書を読みましたが、期待以上におもしろい内容でした。仮説の部分もありますが、作者が長年積み重ねた研究の上に組み立てられた仮説のためかなり真実に近いのでは!?と説得させられます。イエスが生きた時代背景や人々の風習なども知ることができてなかなか興味深いです。 また文章が読みやすく、一気に読めてしまった点も高評価です!
あまた類本が出て飽和状態のダ=ヴィンチ=コードと比較すると、さすが30年の調査期間を経た基盤がしっかりした内容だと思う。 読んでいくうちに呆然となる自分がいました。特にイエスが処刑されるあたりの話はその「かけひき」みたいな表現に手に汗を握る。ダ=ヴィンチ=コードのようにイエスは死なずにマグダらのマリアとフランスに渡ったとかの奇想天外な話には発展せず、イエスの死をしっかりと基本に据えて論旨を展開させる。脱帽です。 ローマカトリックの信者の皆さんは、ぜひとも読むべきだと思います。そしてこの程度の内容で信仰を捨てるのなら、本当に情けない話だと思いますが・・・。