 |
1. とても良い |
一徹さん |
書き込み日: 2005年10月27日 |
|
 |
読んでいて怖くなりました |
残忍で冷酷な独裁者ヒトラーのなかに、これほど紳士的で寛大で親切な側面があり、ユーモアのセンスさえあったというのは正直言って驚きである。 今日、我々がナチスの愚行を批判することはたやすいが、私自身が当時のドイツに産まれていたらどうだっただろう。もしかしたら独裁者ヒトラーの魅力に屈していたかもしれない。 著者のトラウデル・ユンゲが戦時中、たいした自覚も政治的意図もなくナチスの中枢で働き、結果として少なからずユダヤ人の大量虐殺に関与していたことへの苦悩は重かったことだろう。 私は彼女と同じ過ちをどこかでしていないだろうか。考えたら怖くなった。 彼女や、収容所で命を落としていったユダヤ人達にたいして哀れみを感じるだけでなく、あろうことかヒトラーにたいしても哀れみを感じてしまった。 いろいろなことを考えさせられる名著だと思う。 |
 |
|
 |
5. 良い |
滝本太郎さん |
書き込み日: 2004年04月05日 |
|
 |
必読だと思う。 |
うーん、ヒトラーのこと、ワイマール憲法下、選挙で権力を握り、ファシズムを実施した主軸者。 この近しくいた人の手記、ぜひ読んでおくべきものと思う。ヒトラーの日常の言葉を読むと、何とも言えん気になる。 「30年たてばまた戦争ができる」とヒトラーは言ったとか、この段階でこのような本が更に出るのは大変な意義があるのだと思う。 1−「部分社会」を作ったうえでのファシズムという意味では、オウム真理教の「麻原彰晃」などと同じ。だが、はやり違ったのだなあ、ということ。したことは絶対服従であり、極悪非道の行為なのだが。 その自己愛性?人格障害の度合い、異常性の度合いが、麻原よりは弱かったのだろうと。それから背景事情が異なったので、ナチスはあそこまで大きくなったのだろうと。 逆に麻原よりももっと異様な場合には、まあ千乃正法や、数々ある「遺体カルト」(C−藤田庄市)「ハーレムカルト」のように、実質数十人レベルではじけてしまう。 2−80歳を過ぎての書籍、なんと。自分で清算していくまでにここまでり時間がかかった。 戦後のドイツがおかれた立場と、本人が記憶を正面から見たくなかったこと、その他からか、これだけ時間がかかったのだろうと。 一気に読ませます。 著者はもう亡くなっている。もう十分清算してますよ、もうどんな意味でも罪はないですよ、と言いたい気持ちとなります。 破壊的カルトの中枢部にいて脱会した人にも、是非、是非、読んで欲しい本です。 |
 |
|
|