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「弾丸に頼るものは愚かもの、英雄なら銃剣で戦え」(ロシア) |
古代エジプトから、20世紀初頭のボーア戦争までの世界史を、軍装や銃火器の変遷を視点に、モノクロのイラストで解説した本書は、ミリタリーマニアならずとも、その資料性の高さに充分満足できる内容だと思います。古代、中世、近世、近代の四章ごとに簡潔な総論で締めくくる構成なので、体系的できちんと整理されて分かりやすく、またリアル調のイラストが大半を占めるので、ボリュームを苦に感じさせまでした。欧米中心で、日本や東アジア(中国)などの国々が省かれているのは残念ですが、中近東、インド、南米先住民、ネイティブ・アメリカンなどの戦闘服や武器も紹介している点も良かったと思います。武具の発達を通して、簡単な世界史も同時に学べたり、中世の甲冑の着用方法が図解されていたり、アメリカの南北戦争では、粗悪な軍靴が多かったため、町で靴の大安売りがあるという広告を見た両軍の兵が遭遇し、ゲティスバーグの戦いに発展したといわれる話などがあって興味深く読めました。 |
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