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1. とても良い |
さん |
書き込み日: 2003年12月08日 |
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芸術としての教育>教育としての芸術 |
これは難解な「美学」研究書ではない。非常に面白いエッセイと言ってよいかもしれない。そして(大学教授が書いたとは思えないくらい)驚くほどアナーキーでクールである。 同著者の『脱芸術・脱資本主義』にあった「がんばらなくてもいい社会」というヴィジョンを引き継ぎながら、より具体的に易しい言葉で書かれている。ここに描かれているのは、教育としての芸術ではなく、【芸術としての教育】であると思われる。更に言えばここでの【芸術】は堅苦しい「お芸術」でもない。つまり政策が語るようなお仕着せの”情操教育”とは全く異なる。もうひとつのポイントはこの”教育”が、児童だけではなく、大人のものでもあるということだ。 タイトルは現代アート研究者である著者が担当する大学の講義名。教育現場についてのルポと、アートの現場を捕らえたコラムがオムニバス形式で並べられているように読めるが、やがて自分自身の中でその「教育」と「芸術」が重なり合っていくことを感じるだろう。 決して書きなぐることなく、ひとつひとつ反芻しながら慎重に紡がれたかのような丁寧な文章も好感が持てる。 |
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