とても良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 5,040 円
入手の動機は、中世を舞台にした小説の参考資料として、形状の描写に厚みを出すためだったのだが‥‥面白い。 通常の資料集ではなかなかお目にかかれない記述に遭遇することが多々あるのである。 甲冑の重さしかり、工法しかり、パーツに分けての構造の説明しかり。
掲載されている写真の中には著者自らの手になる鎧、兜の類が散見されるが、こちらも興味深い。 また、巻末記載の形状による変遷の体系表は、考古学的見地からみても非常に有用な資料ではないだろうか。 事典としてのみならず読み物としても、是非とも一読を、とお勧めしたい一冊である。
とにかく甲冑(防具)に関する内容が非常に濃い。ただ単にそれぞれの甲冑がどのようなものであるかということだけでなく、その甲冑が使用されていた当時の時代背景や社会情勢(世界情勢)などともからめて解説されているため、かなり詳細で深い知識が得られる。 武器に関してはそれほど濃い内容ではない。とは言っても紹介されている数が少ないというだけで、こちらもかなり詳細な情報が書かれてはいる。 高価な本だが、全体的によくまとめられており非常に読みやすく、情報量も豊富なので、西洋の武具や歴史に興味がある方にとっては、値段だけの価値は十分にある。