良い / 口コミ件数 : 9件
価格 : 1,680 円
非常に分かりやすく経済学の概念を説明しながら、 本質をはずしていない良書と感じました。 私自身、初めて経済学に触れたとき その概念の把握に四苦八苦しておりましたので、 この本にもっと早く出会っていたかったものです。
本書はアメリカのNCEE(アメリカ経済協議会)という組織が作った、高校生向けの経済版指導要領?に基づいて書かれた経済入門書。 内容は、消費者の視点から見た、家計、政府の財政、金融などのお話をかなり分かりやすくまとめられている。 日本の政治経済の教科書が、古典経済理論の内容と系座学者の名前を暗記することに重点が置かれているのに対し、本書を読むと、アメリカの経済教育では、自己責任の価値観をベースに、世の中の動向を理解して、賢い消費者を育成することを強く意識している事が分かる。 日本国内でもパーソナルファイナンスの重要性は問われて来ているけど、経済理論を学ぶより、本書のように賢い消費者になるための金融教育をもっと早いうちからやった方が良いのではないかと思う。
パーソナルファイナンスを身に着けるとは、 つまり、経済ニュースを聞いて 「結局、どのニュースが俺に関係あるのか?」 「それが俺にどう関係あるのか?」 感覚的にピンとくるようになること。 たとえば、長期金利が上昇する、と聞いて、住宅ローンが上がるのかな。と思える人は、 もうすでに住宅の購入を検討している人だったりする。 でも、こういう知識があれば、世の中の動きが自分にどう関係があるのか? 感覚でもっと早くつかむことができるはず。 小難しいことはさておいて、金利、為替、物価、といったテーマで勘所をつかむ本。 すでに詳しい人には食い足りないので、これでエクセルを回せるようになったりはしません。 あと、面白いのは基本的な価値観として、 「継続的に学習・実績を上げて自分のバリューアップをして収入を継続的に上げてゆく!」 という考え方が貫かれていること。 本書はアメリカの教科書準拠らしいですが、無味乾燥な記述で終わらない価値観を持っているのはさすが。
この本の長所 1.わかりやすいところ(説明、同じ言葉の説明が何度も出るところ)。 2.アメリカ的な考えがわかるところ(自助努力など)。 3.分量としては、p7l19で強調されているほどではないが、実践的な知識もあるところ。 この本の短所 1.ところどころ罠が仕掛けられているところ。巧妙に、経済学的ではない考えを持たないように仕掛けられているように感じた(実際には、経済学的にだけ考えるわけではない。本文では、経済的にだけ考えることにより、妥当性に疑問のある記述が目立った)。 2.p7で言われているような丸暗記も個人的には大事だと思う(よりよい経済分析のためには)。 結論―長所星5つ、短所で星1つ減らして、星4つ。
経済の教科書というだけあって、基本的なことから丁寧に解説されていた分かりやすかった。分かりにくい部分は繰り返し解説されていることも読みやすい理由の1つだった。社会人が読んでも役にたつと思うが、学生のときから読んでいたら学ぶことはもっと多かったと思う。