良い / 口コミ件数 : 34件
価格 : 1,260 円
著者は既に「民主と愛国」、「日本人の境界」等で科学的な客観的アプローチをもって「日本」を論じている。その著者がまことに簡潔・手ごろで平易な日本論を著した。 世間を見れば、つい先日、アメリカの要請で靖国神社は「日米間の戦争歴史修正」を受理したばかりである。こんなことが何故起きるのか、なぜアジアを無視できても、アメリカは無視できず、追従するのか。一体日本とは本当ところどうだったのか、で、これからどうすべきか。そんなことをタイムリーに考えたい人に是非お勧めの本である。
中学生(以上)向けといった体裁だし分量的にも軽いので、読む前はナメてかかっていました。なかなかどうして、体裁や分量で妥協しつつもギリギリのところでクオリティを維持しています。 子供たちには考えるヒント、大人たちには歴史や政治の再認識そして更なる思索への誘いといった目的が明確であり、極めて良書といえるでしょう。 著者自身も朝日新聞で語っていましたが、どうやったらこれを右から左から極解できるのかわかりません。
今までここまで戦後日本の「形」を大胆に 説明した本が有ったか? そして次代の若者に伝えようと筆を取った 物書きがいたか? 国としての総括(一般の国民レベルで共通と されている認識)が出来てないが故に、いわゆる 「太平洋戦争」にはいろいろな考え方が存在して ます。 だから、本書に違和感を持つ方もいれば、諸手を 挙げて大絶賛という方もいるでしょう。 ただ、この本は「これを読むことで一人一人の 立ち位置を考えて欲しい。若しくはそのキッカケに なれば」というスタンスなのです。 元々が「ヤングアダルト新書」というふれ込み なので殆どの漢字にルビが付いていたり、装丁が いかにも「子供向け」です。 ですが、ここに書いていることをきちんと知って いる(若しくは理路整然と反論できるだけの知識を 有している)大人がどれだけいるのか? 今年で戦後61年です。 お国のために身を犠牲にした方に対して敬意や 弔意を表するのは当たり前のことと思います。 ただそれと平行して、そろそろ過去の負債を 清算してもいい頃でしょう。 もう気を使わないといけない相手もさしていない のだから。
日本という存在が私達にとっては一体何なのか、諸外国からどういう存在なのかを考える基礎としてとてもふさわしい本。 前編は明治維新後に作られていく日本の姿、後編は戦後に作られてきた日本の姿が描かれています。 漢字にルビが振られ、非常に分かりやすく書かれています。 全ての「日本人」に読んで欲しい本。
中学生から大学生まで読んで楽しめると思います。 自国(日本)だけでなく他国の視点も感じ取って歴史認識を深めるには非常に良いです。 「なんで学校に行かなくちゃいけないのか」としつこく問い掛けてくる思春期の子供にも読んで欲しいですが、 これ1冊に終わらず学問を志す心が芽生える事こそ筆者の願いだと思います。 靖国参拝や自衛隊についても要点をついた解説がなされていますので新聞アレルギーの人でも楽しめるのではないでしょうか。 値段も分量も手頃です。 最後に、これは賛否両論ある点ですが、著者は左寄りでも右寄りでもなく 中立な視点から語ることを意識して書いていると私は感じました。