とても良い / 口コミ件数 : 9件
価格 : 1,200 円
005−2006に毎日中学生新聞に連載したものと、新聞が廃刊になったため、半分は書き下ろし。 あとがきにあるように、14歳からの哲学がかなり原理的なところから、ものごとの考え方を説き起こしているのに対し、本書はもう少し柔らかく、ある意味で読みやすく、エッセイふうに書いているそうです。 そして、受験への役には立ちませんが、人生の役には必ず立ちます。皆様への信頼とともに。と閉じています。(2006、11月) 47歳のオヤジが読んでも新鮮で心が洗われるようです。そして是非とも多くの方に読んでもらいたい。知ることや記憶することよりも考えること、そして思い込む事よりも考える事の重要性を考えることができます。 あとがきを書かれた時はすでに自分の死を受け入れていたのでしょうか。合掌
中学生向けの本ではあるが、良い。最近の著書は「14歳からの哲学」は良かったが、それ以降私はちょっと物足りなかった。しかし、本書は良いと思う。 友愛のところで「人に好かれようと思うよりも、人を好きになる方が、断然面白いことだと思わないか」という言葉がある。私はこの言葉はいいなと思った。
訃報を聞いたのをきっかけに、 まだ読んでいなかったこちらの本を買いました。 「14歳からの〜」よりもより易しく親しみやすい表現になっているので 氏の著作に初めて触れるという方にお勧めです。 あくまで14歳前後の子どもたちに語りかけてはいますが、 大人の方にも読んでもらいたい内容です。
いつもながらの分かりやすい語り口で生きるという事が問われています。 人生には考えるという事が必要な時があります。 生きるとはどういう事か考える値は十分あります。 本書は14歳の君へとなっていますが、是非、大人にも読んで欲しいです。
2007年2月に逝去された池田氏ですが、その死があまりにも突然であったので新聞で読んで硬直した記憶があります。余りにも早いと思いました。 池田氏の作品についていつも驚く事は、難しい言葉を全くと言ってよいほど使わない事。 それでいて、しっかりと徹底的に素直に考え尽くしてみるということをしている、真正「哲学」であると考えます。 言葉は考える(思考する)為のツールであるけれども、さらによく考えてみるとツールである筈の言葉の存在によって、初めて世界や宇宙が存在できる、構築される、産まれるということ。 「はじめに言葉あり。」 いいかげんな専門用語の羅列で韜晦しない。実に稀有でした。 この作品は、14歳という非常に重要な年齢の読者に贈るということで、大人向けの書籍よりも言葉の選択・使い方に尋常ならぬ努力をされたようです。読んでいて分かります。 誤魔化しを徹底的に排除しなければという、作者の姿勢が見えます。 そして最後の著作である「暮らしの哲学」はやはり遺書としての趣が強い作品ではありましたが、この本にも非常に似た物を感じました。 子供に対し親目線で「言ってきかせる」のではなく、可能な限り対話(ディアロゴス)を意識して書かれているのですが、何か、1人の大人としてやっておくべきことをここでしておきたいという、焦りなのか、責任感のような物が、この本の見えない底にあるのではないでしょうか。 14歳でなくとも、40歳でも問題ありません。 子供がいるご両親など、一読される価値があり、お勧めいたします。