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価格 : 740 円
ヒロインであるハニーは孤児。母親亡き後、引き取ってくれた伯父夫婦が営む遊園地を経営難から救うための彼女の使命は大型木製ローラーコースター“ブラックサンダー”を修復すること。修復費用を賄うためにハニーは従姉のシャンタルと共にLAへ向かいます。 スーザン・エリザベス・フィリップスの物語によく登場する「逆境をバネに成長する」ヒロイン像は健在。ハニーは強さを秘めている反面、テレビドラマ界のスターになると傲慢になり、周囲に流されやすい弱さが顕著な分、読んでいる時に素直に感情移入できたように思われます。ハニーを囲む男性陣は各々過去の傷を隠し持ち、壁を築いている事からハニーとの距離がなかなか縮まらないもどかしさも、この類の小説を読む上での醍醐味では無いかと。 ヒロイン以外の女性陣がいまいち魅力が無かったため、ちょっと辛めに☆4つ。リズ・キャッスルベリーは良い味出していましたが、シャンタルとリリーの人物にもう少し深みを与えていればもっと読み応えのある作品になっていたように感じました。 上下巻の長編にも関わらず長さを感じさせないストーリー展開は脱帽の一言。恋愛小説に留まらない、ヒロインの成長を読み終えた時に、久々にジェットコースターに乗ってみたい気分になりました。