とても良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 7,140 円
妖精について調べよう、と思っても、日本では良くも悪くも「広いが浅い」本が多い。しかしこの「妖精事典」は妖精発祥のケルト文化の本場、ブリテン諸島に絞って妖精譚を紹介している。 著者はあくまで読み物として出版したようだが、各項目に出典が明示されていたり、ただ言い伝えや書物を抜粋して解説するだけではなく、著者が(「事典」というのに障りのない程度に)検討を加えている点で、資料、学術書としての性格も持ち合わせている。もちろん、ページをめくってもめくっても不思議な物語の詰まっている楽しい妖精物語の本でもある。 貴族達や農村の人々にまじっていたずらをして楽しみ、夜になると輪を作って踊りだす。そんな「妖精」のイメージにより深く踏み込んでいくことができる一冊。
子供の頃にいた、見えない友達。お家の中の隅っこに。おばあちゃんの家に。塀の向こうに。森の中にしげみに。川の淀みに。馬小屋に。昔は、何処でもいたのに、今は何処にもいない。いそうでいない。恐いけど、ときどき逢いたくてたまらなくなる。そしてそんなことも、忘れそうになっていたとき、この本に出会いました。彼らたちは、この本の中に生きていました。懐かしいような、新鮮なような。。。夜が更けると見えない友だちは、あたしの首筋をくすぐりに来るようになりました。