とても良い / 口コミ件数 : 11件
価格 : 680 円
日本人が書いたロジカルシンキング本のはしりとして有名な本。 ロジカルシンキングの理論を基本から丁寧に解説している。 しかも、ロジカルシンキングだけでなく、発想法にも記載があるのがいい。 初期仮説を立てる際にはひらめきに頼る以上、発想法も大事になるからだ。 本の内容を概説する。 第1章から第4章は、ロジカルシンキングを理論と演習に分けて順に解説している。 5章は発想法を、6章はロジカルシンキングと発想法のヒントを解説している。 特に、第1章から第4章はロジカルシンキングを初歩から順にわかりやすい言葉で解説しており、とても良い。 具体的には、「修辞と論理の違い」、「論理5原則」、「主文とモジュール」、「論理の欠陥」、 「オーダーオブマグニチュード」などの解説がたいへん丁寧で良かった。 但し、ロジカルシンキングの理論の解説が中心であり、ハウツーの記載は少な目のため、 ロジカルシンキング初学者がいきなりこの本を読んでも良く分からないと思う。 初学者は、「問題解決プロフェッショナル」、「戦略思考コンプリートブック」などでハウツーを学んだほうが良い。 ハウツーをひと通り学んだあとでロジカルシンキングの勘所がちりばめられた本書を読むと、学習効果大だと思う。 5章、6章はロジカルシンキングの本論とは関係ないけれども、示唆深い内容が散見されるため、余力があれば読んだほうがいい。
繰り返し読んでみました。 文章を読み書きしたり、読み書きすることを教える立場の人にあっていると思いました。 論理の五原則や、ロジックとイッシューの関係が、分かりやすく参考になりました。 論理の五原則 1基本はピラミッド構造(帰納と演繹で積み上げる) 2メッセージは一度にひとつだけ(一文一義) 3抜けや歪みのないこと(MECE) 4抽象のレベルが揃っていること 5最下部は、事実かまたは事実に代わる蓋然性の高い仮説 ロジックとイッシューの関係 ロジックは「命題」を正しく主張するために、最下部の事実からピラミッドの頂点へと積み上げる構造だが、イッシューを追究する過程は、争点を解決するためのより具体的な疑問へと分解していき、事実に突き当たって解決を見る。 発想法の部分については、少しもの足りなさを感じました。ただし、KJ法やマトリクスを利用した発想については詳しく、すぐに実践することができました。
文庫本も侮れないと思いました。イッシュー・ツリーの説明は類書に比べて一番明快かつ丁寧で演習にもなります。ビジネスの事例だけでなく、環境保護のための「割り箸論争」も例に取って論理の破綻しているところを明示してくれます。実際に悩んでいる問題に応用してみたら、「何を調べるべきか」がはっきりして解決策が見えました。 同じ著者の「経営参謀の発想法」(PHP文庫)もお勧めですが、2冊の問題は、文庫本なのでついつい早く読んでしまって要点をとばしてしまいかねない点くらいでしょう。こんなお得な文庫本も珍しい。
ロジカルシンキングという方法論のみにとどまらず、その位置づけを深く考えさせられました。 もちろん、方法論としてのロジカルシンキングの解説も詳しくかつわかりよく、非常によい本かと思います。
僕は今まできちんとした論理学の本を読んだことがありませんでした。たいていの論理学の本は理屈ばっかりで実際に使えないと実感していました。だがこの本は違いました。さすがに経営コンサルトだけあって本質を適切な具体例を織り交ぜてコンパクトに提示しています。キーワードは演繹、帰納、発想、弁証法、論理ピラミッドです。