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戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方 (PHP文庫)

戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方 (PHP文庫)

良い / 口コミ件数 : 7


価格 : 740 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:7 1 2 次ページ
1.  とても良い まりおんさん 書き込み日: 2007年02月14日

好き放題やった本

帯に「ビジネスパーソン向けに」とか書いてありますが、どう見てもウォーゲーマー向けです。本当にありがとうございました。

「世界の神々がよくわかる本」といい、PHP文庫はビジネス書にかこつけてけっこうやりたい放題やってるなぁ。好感度up(笑)。

いちおう近代戦を例としていますが、「機動部隊(戦車)」=「騎兵」、「火力部隊」=「弓兵」などと読み替えれば、古代戦のテキストとしても十分使えます(この読み替えも書中で触れられており、古代戦の研究もすべき云々、と述べられています) 

例題がいろいろ載っていますが、自分は戦術指揮官の素養はないようです(笑)。ことごとく間違ったりして…… 

例題では、「障害は敵に遠く渡れ!」とか、解答とあわせて戦術の格言が載っていたりするので、理解の助けになりますね。

陣形の種類から、機動における支隊の動かし方、予備隊の運用まで、ひととおりの戦術が網羅されており、あまり戦術について知らなかった私みたいな初心者にもわかりやすかったです。まあ、もう1回ぐらい読まないと身に付かないとは思いますが(身につけてどうするんだという話もあるが)。

ファンタジー戦争小説を読んだりするときのサブテキストとしてもオススメでしょう。「覇者の戦術―戦場の天才たち」あたりも併読すると、理解が深まるかも。(これも面白かったけど、絶版かなぁ……)



2.  とても良い toraさん 書き込み日: 2007年01月07日

時間と空間と敵の動きを頭に描くパズル

筆者はビジネス書の体裁を取りつつ多数の軍事関係の啓蒙書を著している方。

本書はごく基本的な作戦の展開を様々な階層の部隊(旅団、支隊から分隊まで)にわけて
意思決定を要する時点での判断のあり方を選択肢を与えてその優劣を考えるという方式で
進めていきます。

ことに盆地を繋ぐ長隘路を巡る攻防の議論は通して読むことでそれぞれの選択肢の得失が次第に明らかとなる仕掛けとなっています。また、長隘路とは何かの定義も砲兵の射程や空中機動などの手段や地理的特質との関係から次第に理解が深まるように配慮されており、軍事に関心がある方なら一度手にとって読むに堪えるものだと思います。

また軍事以外では例えば大規模災害での図上想定演習などに興味ある方や、或いは良く練られたライトノベルで戦闘を扱っているものがお好きな方なども一度手にとって書棚に入れておき、時折あちらこちら読んでみると面白いと思います。



3.  良い 戦略三流学者さん 書き込み日: 2007年05月12日

軍隊の戦術が分かるから面白い

 本書は、普段お目にかかれない自衛隊の教範類に出てくる内容を一般人に分かりやすく書かれたものである。まず、はじめに戦いの9原則なるものが例示されている。簡単に下記に記してみる。
1目標の原則 2統一の原則 3主導の原則 4集中の原則 5奇襲の原則 6機動の原則 7経済の原則 8簡明の原則 9警戒の原則
これらの原則を戦いに勝つための9原則として、部隊の動かし方や戦い方を懇切丁寧に分かりやすく解説している。
 後半部分では、各戦闘シュチュエーションをシュミレーションゲームを進めるように指揮官の判断は、戦闘状況においていかにすべきかということが例示されている点が面白い。
ただ、評者の意見としては直ちに「戦術と指揮」の内容が、ビジネスの現場に役立つかと言えば疑問と言えよう。
何故ならば、あくまで軍隊が戦闘行動する場面における現状判断と決断であるからだ。あえて、タイトル帯にビジネスで役に立つという触れ込みは入れない方がよいと思う。



4.  良い 三本の桂さん 書き込み日: 2006年05月14日

著者の意図はなんだろう。ちゃんと理解できるかな。

著者がこの一冊で本当は何を言いたいのか?自分自身も明確な自信はもてません。
実際の戦闘はどうなるのか?戦場ではその90%が霧の中だという言葉があります。
指揮官は何をどう考えるのか?現場の責任者は何を優先させるべきなのか?
今までの日本の本には無かったものです。しかし、ここに書かれていることが実際の戦争です。
ちょっとした映画やTV番組では描かないものです。例外のひとつが「プライベート・ライアン」の最初のノルマンディー上陸作戦でした。
平和ボケで戦争音痴の今の日本人には適当な教科書かもしれません。
でも著者は本当は何を言いたかったのだろうか?あとがきに書いてあることが真意だろうか?
そこが今ひとつ確信が持てません。それで星4つです。



5.  普通 jiateng4さん 書き込み日: 2007年07月13日

実際のビジネスの場で使えるかは疑問ですが・・・

タイトルにつられて買ってしまいましたが、本書はビジネスにおける戦術ではなく、本当の戦闘時を意識した戦術と指揮を語っています。その点若干がっかりしたのですが、「コラム」欄に書かれている内容が予想以上に面白くためになりました。また、シミュレーションにおける、答の解説がなかなかわかりやすく、著者が少しは軍事素人にもわかるように書こうとしたことが伝わりました。



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