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人間というもの PHP文庫

人間というもの PHP文庫

とても良い / 口コミ件数 : 12


価格 : 520 円





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1.  とても良い tommy-kingさん 書き込み日: 2004年04月16日

珠玉の名言たち

「人間というもの」と言うタイトルから推して、小難しい人生論かエッセイの類と思い、手にとって見もしなかった不明を恥じている。この本は司馬氏の作品中から金言、格言、箴言となりうる文章を抜き書きして一冊にまとめたものである。

 出典は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「梟の城」など名作揃い。そこから、抜粋した文章はまさしく珠玉の名言ばかりだ。
 人としての生き方、組織の中でのあり方、生きがいなどについて的を射た言葉が並ぶ。短いものでは一行、長くとも一ページ程度なので気が向いた時にさっと読める。下手な「人生指南書」よりずっと為になる一冊だ。



2.  とても良い tigercatさん 書き込み日: 2006年01月20日

最高の1冊

幼少の頃から司馬遼太郎先生の著書を愛読してきたのですが、最近は遠のいておりました。大河ドラマで「功名が辻」をするというので、無性に読みたくなり、真っ先に手に取ったのがこの一冊。日本人にはたまらない、名文がこれでもかっ!と詰め込まれています。この一冊は、私が初めて部下を持ち、一つの組織をまとめ収益を上げるといった状況に直面した時に常に手にしていた一冊。Machiavelliの君主論が結論まで明らかにしているのに対して、司馬作品は、歴史を題材としているのに、あくまで現在進行形。全てが生きている。私たち次第といった感じでしょうか。だから、頭にも心にも入りやすい。「時勢は利によって動くもの。議論によっては動かぬ。」そりゃ、そうだ。で、あなたはどう動く?と言った具合に。



3.  とても良い とし坊さん 書き込み日: 2005年02月23日

司馬さんの生き様を伝える箴言の書ですね。

司馬さんの物語の中で、踊っている箴言をまとめた書です。司馬さんの物語の魅力は、登場人物の中に見ることができるのですが、創造性を醸し出す卓越した文章の中にもあります。「時勢に乗ってくるやつにはかなわない。」(最後の将軍)は、権力の象徴だった徳川幕府が、あえなく倒壊していく事実を一言で納得させるものです。「文学というのは、結局自分の中にある少年の投影だと私は思っている。」(歴史の交差路にて)は、司馬さんの文学に対する捉え方を象徴したものだと思います。「もともと権力というのは、権力維持のために、国家の名を借りて行う私的行為が多い。」(翔ぶが如く)などは、司馬さんの洞察力を感じさせる名言だと思います。この書は、テーマごとにそって、司馬さんの書の箴言がまとめられているばかりでなく、読み返すごとで、その書の内容を振り返ることができます。



4.  とても良い 遊女・asomeさん 書き込み日: 2004年09月17日

本当に凝縮したエッセンス!が飛び込んできます

渋谷にランキングランクイーン という何でもランキングにして、商品を扱っているお店があります。駅の構内にあるので、ちょっと時間が余ったときに立ち寄って、思わず手にとったのがこの本、司馬さんランキングの1位となっていました。

この本はたくさん有る司馬さんの作品のなかから、人間についてテーマ別に選んでピックアップした司馬文学のエッセンス!だそうです。

私は目次をみて、最後の項目に男と女と書いてあるのをみつけて、これは買わねばと!すぐに決めてしまいました。最後にやっぱり男と女って、素敵!とおもったのです。たとえば、

(喧嘩と女、こいつは一つのものだな)

血の匂いがする、どちらも、そう思った。  (燃えよ剣 上)

「女に惚れるとこまる。最初は生命が女を好く、道具めが好いている段階では別段のことはない。大いに好かせておけばよいが、、惚れると道具の持ち主である霊まで戦慄する。霊まで戦慄してしまえばもう、自分などはどこへいったか消し飛んでしまう」   (峠 下)

      (司馬遼太郎著 人間というもの  PHP文庫 より引用)

などなど、とっても意味深い司馬さんの文章!本当に凝縮したエッセンス!が飛び込んできます。是非お読みになってみてくださいね。

他の項目は、
『人間とはなにか』『夢と生きがい』『日本と日本人』などなどです。



5.  とても良い sararitoさん 書き込み日: 2004年09月29日

希望と勇気と自信と知恵

戦後の荒廃の中、自信をなくしきった日本人に、日本人も捨てたもんじゃないよと、世界に誇れる日本人を題材に生き生きとした小説で生きる希望と勇気と自信を与えつづけたのが司馬遼太郎さんの小説でしょう。私もその勇気づけたれたひとりです。

ただし、晩年の司馬さんは日本人がこんなにも傲慢になってしまったのは自分の小説のせいではないかと、ひどく悩んだとも聞きます。

ともあれ、司馬さんの小説は読んで面白いし勇気と知恵を与えてもらえる。その司馬さんの傑作小説の抜粋編であるこの本がよくないはずがない。いい本です。



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