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つなぐ。物流の何を? そのためには何を考えねばならないか? なぜ? |
湯浅先生以下総勢11名の著者による、全11章別分担執筆。コンパクトながら非常に幅広い内容を一冊に集約できたハンドブックである。物流特有の長く幅の広いフローのすべてのプロセスを、初心者程度の経験ではなく、今を体得し未来を描いてゆくことは難しい。これらを、それぞれの分野の現場100回を積み重ねた著者らによって、具体的に「いま」のできごとと「これから」の物流の可能性(p.3)について、これらを理解するための原点を詳解している。
「第4章在庫管理の知識とポイント」は、『物流新時代の在庫管理ハンドブック』の要点を的確に述べてあり、更に詳しく知るにはこちらも読まれたらよいだろう。私は、「第8章物流拠点管理システム」と「第11章データに見る物流の実際」がこれまでの自省とこれからを考える上で、参考になる論点を取り上げてくれたと思う。
前者は、いわゆるWMSが主題で、入出庫作業の質とコストに関わるもの、および、即時性と可視性という供給連鎖の要素ともなる全体最適を管理してゆこうとするものである。これら二つの特性を明解に説明し、拠点システムの再構築、あるいは開発のための指針を述べる。特に、よくある欲張って失敗する投資の無駄、とならないためのイメージ作りに参考となる。
後者は、定量データの収集・分析とデータに定性的な意味づけを行なうことで、考察の対象の絞り方を教えてくれる。これまでの自省をすると言っても糸口の見つからない人は、良く読んだ方がよい。是正を伴うプランを立てるとしても様々ありうるが、成果を目的とした視点の立て方を得ることができよう。
表紙のタイトルだが、「物流」は明朝体、「管理」はゴシック体になっっている。どのような意味があるのか考えながら読んでみると良いだろう。
目次、章節(全132節)。参考文献、本文中にあり。索引、残念、なし。ひも、あり。 |
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