とても良い / 口コミ件数 : 8件
価格 : 2,520 円
先日書店本のタイトルに惹かれて『パブリックリレーションズ』ー第5の経営資源ーを読んだ。5年前にPHPから出版された前作と比べ、より整理され、経営者にとっても有益な本に仕上がっている(装丁もいい)。 面白かったのは、戦後GHQが日本に導入したPRの普及が途中で失速し、日本にない概念故に多くの紆余曲折を経て今日に至っていることが興味深く書かれている。 またパブリックリレーションズの不在による企業の不祥事や日本外交の立ち遅れなどが明快に記されていて、思わず一気読みした。技術や人材などが圧倒的に不足する日本の現状についても良く書かれており、筆者の日本社会への警鐘が皮膚にしみ込むように伝わってくる。不思議な力を持った本だ。
パブリック・リレーションズを読んで、この手法が今まで日本で余り認知されていなかったことが不思議だと感じた。これまで何故日本で普及しなかったのか、戦後国内への導入経緯とともに明快に述べられており、日本の現状が把握できた。PRが西欧社会で一般的に用いられているとすれば、グローバル社会の中で日本が生き残るためにこの手法抜きには国際交渉のテーブルに着くことはできない。この手法が一日も早く社会に正しく認知・導入されることを願う。この本はパブリックリレーションズを正しく整然と理解でき、特に企業経営者、行政関係者にとっての必読の書だと思う。
パブリックリレーションズの守備範囲は、私自身がこれまで関わってきた広報の活動よりかなり広い。曖昧になりがちな活動を、リレーションズ別に分類しているので、内容がすんなり頭に納まった。また日米における歴史的背景や定義付けなどの理論にとどまらず、ライフサイクルモデルという広報活動のサイクルも具体的に書かれており、実践の書としても十分効果を発揮しそうだ。
本文: パブリックリレーションズは第5の経営資源と表紙に書かれていた言葉に衝撃を受けてこの本を購入しました。本を読み終え、人、モノ、 金、情報を統合して最大のシナジー効果を生み出すパブリックリレーションズは経営の大前提であると理解できました。現在、企業で広報を担当していますが、アメリカでは経営トップがPR部門を最も重視して確実に成果をあげている事を知り驚嘆しました。受身の広報ではなく戦略的な広報について記述されているこの本は、私の広報への職業観を一変させてくれたと同時に今後社内で自分がどのような行動を取ればいいのか見えてきた気がします。これまでの実践が理論として頭の中で整理され、モヤモヤしていたものがすっきりしました。
PHPから出版された前回の本より更に内容が進化しており、一晩興奮して読んだ。倫理観と自己修正などの言葉が明確に規定されPRの奥深さを垣間見られた気がする。長い経験を持つ著者による理論と実践を交えた深い洞察力と豊富な内容はとても説得力がある。パブリックリレーションズを通してより良い日本を築いていくという著者の考えに深く共鳴した。一番驚いたのはPRを学ぶ学生が日本の数千人に対して中国では50万人という数における圧倒的な差であった。日本は本当に大丈夫なんだろうかと焦りを覚えた。