とても良い / 口コミ件数 : 26件
価格 : 1,890 円
巷に溢れる大投資家の著書はかなりの数読破したが、その中でも逸品の書である。 なによりも商品取引に経験がない一般の人にも分かり易い。 その点、ジムと同じ位有名なソロスの本は余程の好き者以外は難解すぎて手にしない。 当方、先物歴は約10年あるがそれなりの経験ある人間が読んでも新鮮である。 驚くべきはジムの文章力か! これは翻訳家の方の力も大きいと思うが、次のページをめくらせる文章力は書いてある内容と共にこの本の魅力である。 新品で買って何時までも手元に残しておきたい一冊である。
伝説の冒険投資家、ジム・ロジャーズが現在力を入れている商品取引の入門書です。 私はまだ「自己投資」以外の投資をしたことがないのですが、この本はそういった「ド素人」でも商品取引を始められる入門書となっています。 投資の教科書というだけでなく、ものの見方をしることができる手引書です。
日本語版発刊から約1年経過しましたが、いよいよその内容が現実味を帯びてきました。昨年の今時分、米国のハリケーン騒動で「一時的」と思われた原油70ドル台は、今や「常識」。 著者の「中国ひいき」は有名だが、「一度ならずクラッシュの危険は当然ある。その時こそ、最大の投資のチャンス。」というのは、中国株投資家だけでなく、傾聴に値するものだろう。
株や為替と違い、日本における商品先物に対するアレルギーはいささか行き過ぎの感があった。一部の商品先物会社のモラルの低さから、商品=悪といった図式が未だに根強く残っている。
しかしここ最近、商品取引所法の改正や世界の原油価格高騰を背景に、商品に対する世間の目が徐々に変わりつつあるようだ。少なくともこれまでの、「商品先物」と聞いただけで耳を塞ぐ風潮は、改善されてきているように感じる。
この本はこれから商品の時代の到来を予見する、絶好のタイミングで書かれた良書である。投資を経験したことのある人なら誰しも、ジム・ロジャースの名は聞いたことがあるだろう。仮に、ジム・ロジャーズを知らないのであれば、ジョージ・ソロスはどうだろうか?
この本の著者、ジム・ロジャーズはジョージ・ソロスと共に国際投資会社「クォンタム・ファンド」を設立し、10年間で4000%以上の利益をあげた、伝説的投資家である。
本書ではその伝説的投資家が、詳細な研究と分析から、今後の商品の時代の到来を宣言する。実際に超人的な利益を上げている投資家の、冷静かつ客観的な分析には力強い説得力がある。
今後の世界の金融市場がどのような方向に向かっているのか、マクロ的な視点から非常に分かり易く解説されており、株・為替・商品のフィールドを問わず、投資に関心のある人には是非とも読んで欲しい。
経済学の危うさは、たとえばノーベル経済学賞を受賞した学者によるファンドが破綻した実例からもわかる。物理学の法則が、この程度の厳密性ならば、スペースシャトルは飛ばせないであろう。つまり経済学とは科学として成立しうるか、まだ議論の余地が大いにある論理ではある。浮薄な経済学者やアナリストの著とは次元を異にするのがジムの強靭な知性である。それはやはり世界を実体験として捉えた努力があってこそである。これはおそらく最良の実体経済入門書である。