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経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)

経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)

とても良い / 口コミ件数 : 29


価格 : 780 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い アマゾン太郎さん 書き込み日: 2004年05月29日

経営者と経営学者をつなぐ良書

この本は、非常に面白い。あらゆるビジネスマンにお薦めである。

ビジネス書というと、主に2つのタイプがあるであろう。1つは、経営者がみずからの経営について振りかえった本。これは、現場感は高いし、経営者の価値観や人間力にふれることができる点は面白いが、他社に応用するためには、具体的な内容を読者自ら抽象化して理解する力が必要となってくる。

もう1つのタイプは、経営学者やコンサルタントが書いた本。これは、ロジカルに構造化されているため、会社への適用はしやすいが、一方で、現場感がなく、ともすれば、机上の空論的になってしまう。

この本は、その間を埋める本である。すなわち、ベンチャー企業の育成プロセスを小説化しているため、具体的であるし、そのうえで、コラムなどによって抽象化された経営論が紹介されている。コンサルティングファームBCGで活躍し、ベンチャーキャピタルなどを経て、今は、ミスミの社長を務める三枝氏ならではであろう。

瀕死の会社に、若手経営者が乗りこんで、試行錯誤しつつ、成長企業によみがえさせるというストーリーは、ストーリー自体として、下手な経営小説よりはずっと面白いし、また、まさに、もっとも難しい経営判断が随所に出てくるものであり、読者それぞれに、必ずや役立つ読み方ができると思う。



2.  とても良い gekigekiさん 書き込み日: 2005年05月05日

勇気が出る

一気に読める経営書。とにかくストーリーが面白い。思わず感情移入してしまうキャラクターに、微妙な心理描写、ただの経営のプロではない筆者の非凡な才能を感じずにいられない作品。

経営書としての充実度もさることながら、一介のサラリーマンである私に非常に勇気を与えてくれる内容であった。他の同僚とは違うリスクある選択を果敢に行い見事に成功をおさめる主人公の伊達陽介には、組織の「一部」でしかない私の会社人生に一石を投じた。

かといって経営者の道を選択した主人公が簡単に成功を手に入れるわけでもなく、さまざまな場面で悩み葛藤しながらもロジカルな解決策を考え出すのであるが、ロジカルであるだけではうまくまわらない組織の難しさも提示しており、経営の奥深さを考えされられる。

この本は筆者のいう「経営の疑似体験」の一つとなる。一人でも多くの人に読んでもらいたい作品です。



3.  とても良い Nextbaronさん 書き込み日: 2008年03月25日

経営のドキドキ感、たっぷりです!

本書は下記レビューで絶賛されているが、私なりにその原因を挙げてみる。

1.一気に読めるストーリー性
2.登場人物への身近感
3.登場人物の表と裏が見れる構成
4.理論と実践のマッチング
5.成功と失敗のバランス

2.登場人物への身近感
  登場人物は「凄い」人もいるが、概して多くの会社にいる人々であり、
  読者は「自分や周囲の人とそう変わらない」と感じやすい。

3.登場人物の表と裏が見れる構成
  人物の行動・発言のみならず、≪○○の話≫という形で人物の率直な
  考えが述べられていることで、感情移入しやすい。

4.理論と実践のマッチング
  フレームワークにより社員間での共通言語ができ、理論が現実を捉え、
  変える土台として活用される。現場のダイナミズムが整理され、共有
  されて次のダイナミズムを生む。

5.成功と失敗のバランス
  お先真っ暗の状態からなんとか抜け出す道が見えたかと思うと、別の
  問題が現れ、泥沼に引き込まれそうになる。明るい話と暗い話の対照
  がビジネス的なドキドキ感を誘う。

1.一気に読めるストーリー性
  2〜5の仕掛けが巧妙であり、企業再建というストーリーが明確で
  あるため、本書に引き込まれてしまう。

以上が本書が絶賛される理由だと思うが、いかがだろうか。



4.  とても良い ゴメスさん 書き込み日: 2009年10月24日

理論と現場の融合

三枝氏の本は戦略プロフェッショナルもV字回復の経営も理論と現場について詳細に書かれており、とっつきやすく、しかも勉強になることが非常に多い。

V字回復の経営からはたくさんのことを学んだが、本作はV字回復の経営に比べ、一つのことが最初から最後まで一貫した強いメッセージを感じた。
それは、「(たとえ小さい組織でも)1つの組織のトップになることが人を成長させる」ということである。

トップの戦略の考え方、人との接し方など、小説になっているからこそ納得できることも多く、三枝氏ならではの作品であると感じた。
また、リーダーにふさわしい、気骨のある奴の要件として、@未経験のことも気にせず頭を突っ込み、組織の変化・不安定な状態が好きな人、Aアイデアを具体的計画に落とし込む能力を持っている人、B成功への執着心が強いこと、ナンバーワンといった言葉を現実のこととして情熱を燃やす人、ということが挙げられており、まさにそれが主人公の伊達であるのだと感じた。

ただ、個人的にはやはりV字回復の経営が三枝氏のシリーズの中で最高傑作だと考えるため、そちらもおすすめする。



5.  とても良い gakoさん 書き込み日: 2003年04月22日

経営パワーとは・・・

三枝氏の講演を聞いて以来、ずっと三枝ファンです。
この人の本を読むと、本当に仕事に対する「熱き心」が沸いてきます。
必読書ですね。個人的には、『V字・・・』よりもこちらが好きです。



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