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帝王学―「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫)

帝王学―「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫)

とても良い / 口コミ件数 : 15


価格 : 530 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い 蘭子さん 書き込み日: 2006年10月10日

万事順調なときこそ開きたい本

「仕事にも慣れてきたし刺激がない。世の中馬鹿ばっかりだし。あー退屈だ。」と思っていた矢先にこの本と出会いました。少々天狗になっておりました私には非常に身につまされるものがありました。
この本の主人公、古代中国・唐の2代目皇帝太宗(たいそう)である李世民は優れた政治を行った名君とされています。唐の前は隋の時代。彼の父がクーデターの形で隋の皇帝で一般に暴君とされる煬帝(ようだい)を殺害して唐を興しました。そしてその息子である李世民が太宗として皇帝になるまで戦乱の世が続きました。「貞観(じょうがん)の治」と呼ばれる平和な世を作り出した李世民ですが、なんと元々は弓が得意な武将。父から受け継ぐ皇帝の地位をめぐって3人兄弟が熾烈な争いを繰り広げ、結局李世民が二人を殺害する形で皇帝になりました。
なぜこの喧嘩っ早そうな武将出身の皇帝が中国史上最高の名君とされるほど優れた政ができたのでしょうか。それは素直な性格で優れた部下の意見をよく取り入れたから。
彼の周りには賢い側近が複数いました。太宗は自分は政治のことは何も知らないと良く心得ていて賢人たちにあれこれ質問したり、ときにカッとなって馬鹿な行動を取っては叱られたりしていました。そんなやりとりを後の人がまとめたのが「貞観政要」です。
本書は著者が印象に残っているやり取りを抜き出して、現代の私たちにもわかりやすく解説をつけてくれたものです。なかでも「人物の評価の仕方ー地位のある人に対してはどこを見るかーその人物の登用の仕方、金の使い方、余暇の過ごし方を見よ」という教えには「なるほど」と感心してしまいました。著者である山本さんがその時代背景や太宗と各アドバイザーたちの関係も説明して下さっているので、中国の歴史に疎い私でも面白く大変分かりやすく読むことができました。
自分にはこんなに良いアドバイスしてくれる人なんかいないよ!という方、ぜひご一読ください!



2.  とても良い hirockingさん 書き込み日: 2003年09月29日

すらすら読めます

難しい本だろうと思い構えていましたが、説明の面白さからすらすら読み進める事が出来ました。自信を持ってお奨め出来る本です。

特に、ある程度の地位を持った方全てに読んでいただきたい内容でした。

また、この本を読んだおかげで中国の歴史に興味が沸きました。



3.  とても良い さん 書き込み日: 2003年02月03日

さすが中国!!

 あの広大な中国を“貞観の治”と呼ばれるほどの秩序維持を成し遂げるために皇帝には何が必要であったのか。もし現代の企業をとわず組織維持に適用するならばリーダーには何が必要でのあるのか。

 この本ではそれを可能にしてくれる知恵が詰まっている。それらの知恵とは要約するならば『起業するのに必要な能力と維持するのに必要な能力は別』ということである。



4.  とても良い ポリ銀さん 書き込み日: 2007年10月28日

貞観政要のエッセンスが網羅されています。

僕は、この本を読んで「貞観政要」を購入し、読んでいるところです。

今の日本人には、「貞観政要」という書物は、縁遠くなってしまっていますが、必読の書と言ってもよいかも知れません。「帝王学」と言ってしまえば、敷居が高くなりそうですが、なにもリーダーや部課長でなくても、読むべき本であると思います。

今までは、「韓非子」が帝王学として最もすぐれた書物だと思っていましたが、この本によって啓蒙され、考えを改めさせられました。

「率先垂範」とは、まさに太宗が示したような姿だったんだなって思います。部下に己を諫言せよと、再三再四言いつのる姿は圧巻ですし、それに答える魏徴もスゴイです。このような君臣関係は誠にもって理想と言うほかありませんが、それはひとえに太宗の英邁さがなさ締めたことであると思います。

我々も太宗の謙虚さに見習い世を処していくべきだと、素直に反省させられました。



5.  とても良い CORさん 書き込み日: 2007年10月31日

部下を持つ立場の人には極めて重要な視点

「貞観政要」、リーダーシップを考える上で、極めて重要な視点を与えて
くれる良書と思います。ただし原文は大変なので、この山本七平さんの
ものを読むわけですが、これでも十分その内容は理解できます。
「守文」つまり一度できてしまったものを維持することの難しさを説き、
その一つとして、自らの行動を自省するため、側近に魏徴と王珪という2人の
(しかも敵側についていた)有能な部下をつけ、つねに自分のすることに
直言させていたという。
太宗も所々カッとなるのだが、きちんとそれに耳を傾け、自分の行動を修正
していく。まさに上に立つ者として理想的な振る舞いですね。
企業で研修を行う中でも、この視点に立ったセッションを実施しており、
これだけできた部下を持てなくても、まずは自分で自分の行動を「自省」し、
軌道修正できるような働きかけをしています。



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