とても良い / 口コミ件数 : 1件
価格 : 2,625 円
最近の日本の新規株式公開(IPO)株の中には、上場日に公開価格を大きく上回る初値をつけ、その後大きな振幅を繰り返しながら数年間で急速に株価が下がっていく銘柄が数多くある。 一方で、数は少ないながら上場後も継続的・安定的に株価が上昇していく銘柄が存在することも事実である。 公開価格と初値のギャップ、「アンダープライシング」は、経営者や引受証券会社のインセンティブ、投資家の心理などさまざまな要因が複合して発生するとされるが、本書はこの現象に焦点を当てて世界各国の市場を分析し、発生の仕組み、アンダープライシングの幅と、長期的な株価のパフォーマンスやボラティリティはどのように相関しているのか、またこのアンダープライシングの幅を小さくするための各国の取り組みなどを紹介する。 IPO価格形成の仕組みを科学的に分析した興味深い書籍である。