良い / 口コミ件数 : 1件
米国でのM&A実務が長い実務家と、ライブドア対ニッポン放送事件でメディアにも露出の高かった佐山氏(ユニゾン・キャピタル創業者)による共著。M&Aにおけるプロセス、企業価値評価法、企業結合会計等の知識に加えて、本書のタイトルでもある、ガバナンスの視点が充実しています。ガバナンスの視点とは、取締役をはじめとする利害関係者がどのようにM&Aに関わるべきか、というものであり、本書では米国での実務慣行に関する記載が役に立ちます。M&Aというものがお茶の間にも浸透してきた日本ですが、ガバナンスの観点からあるべきM&Aがどのようなものか、という議論はまだまだ少ないように思います。その点において本書に記述されるM&A先進国である米国の実務慣行が参考になると思います。